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川崎重工、LNG運搬船「BISHUMARU」を引き渡し


川崎重工は、12月26日、川崎汽船株式会社向け164,700m3型LNG運搬船「BISHUMARU」(川崎重工第1713番船)を引き渡した。

クリーンエネルギーとして需要増加が予想されるLNG(液化天然ガス)。そのLNGを運搬するLNG運搬船「BISHUMARU」は、2016年に運用が開始された新パナマ運河を通峡できる船型として、川崎重工が開発した164,700m3型LNG運搬船の第2番船だ。4個のモス型球形独立LNGタンクを持ち、合計で165,134m3の貨物タンク容積を有する大型LNG運搬船である。


LNGタンクの防熱システムには、川崎重工が独自に開発した川崎パネル方式を採用し、高い防熱効果によりLNGの蒸発率を約0.08%/日以下としている。




世界の主要なLNGターミナルへ入港できる従来船の船体寸法を維持しつつ、カーゴタンクを大型化し、LNG積載量を増加させることで、LNG輸送コストの削減と船主の多様なLNGトレードに柔軟に対応する。




また、船体構造を改良して重量を軽量化するとともに、水線下の船体形状の最適化を図ることで、推進性能を最大限に高めている。さらに、主機関に川崎重工が開発した再熱式蒸気タービン推進プラント「川崎アドバンストリヒートタービンプラント(川崎URAプラント)」を搭載することで、輸送効率を大幅に向上させている。




川崎URAプラントとは、高圧タービンを回転させた蒸気を一旦ボイラに戻し、再加熱後に中圧タービンへ送り返すという再熱サイクルを採用し、熱効率を大幅に高めた蒸気タービンプラントだ。2011年9月に川崎アドバンストリヒートタービンプラントの初号機を搭載したLNG運搬船が就航。本船では、初号機での海上試運転、実航海で得られたデータに基づき、さらに改良を加えた蒸気タービンプラントを搭載している。



<主要目>


 


全長:293.0m


長さ(垂線間長):280.00m


幅(型):48.90m


深さ(型):27.00m


満載喫水(型):12.20m


総トン数:127,088トン


載貨重量トン数:83.809トン


貨物倉容積:165,134m3


主機関


川崎URA-400型再熱式蒸気タービン機関×1基


連続最大出力:26,800kW×70rpm


航海速力:約19.5ノット 


定員:48名


船級:日本海事協会(NK)


船籍:パナマ

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