ヤマハ発動機株式会社が、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に署名し、12月5日に参加企業として登録された。
国連グローバル・コンパクト(以下UNGC)は、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりに参加する自発的な取り組み。
参加する企業・団体は、10原則の支持、実践が求められる。
ヤマハ発動機株式会社は、「感動創造企業-世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」を企業目的として多様な製品ビジネスを展開。
事業を通じて社会の持続可能な発展に貢献することがCSR(企業の社会的責任)であると考え、グループ共通のCSR基本方針としてまとめている。
UNGCへの支持を表明することで、CSRの実践を促進するとともに、SDGs※(持続可能な開発目標)への取り組みをさらに推進させ、市場国や地域の社会課題解決を通じた企業成長を目指す。
SDGs※(持続可能な開発目標)
=国連の「持続可能な開発サミット」(2015年)で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中の2016年から2030年までの持続可能な開発目標。
国際社会の共通課題である17の目標と169項目の達成基準が盛り込まれている。
<グローバル・コンパクト 10 原則>
【人権】
原則⑴人権擁護の支持と尊重
原則⑵人権侵害への非加担
【労働】
原則⑶結社の自由と団体交渉権の承認
原則⑷強制労働の排除
原則⑸児童労働の実効的な廃止
原則⑹雇用と職業の差別撤廃
【環境】
原則⑺環境問題の予防的アプローチ
原則⑻環境に対する責任のイニシアティブ
原則⑼環境にやさしい技術の開発と普及
【腐敗防止】
原則⑽強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗防止の取り組み