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【動画】ベンテイガと共に……。


日本を代表するモータージャーナリスト、清水和夫。忙しい日々を送る彼にとってSUVは欠かせない存在だという。その理由は自身のライフスタイルを反映した結果。そして今もっとも惹かれているのはベンテイガだと語る。




REPORTER◎清水和夫(Kazuo SHIMIZU ) 


DIRECTOR◎小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)


PRODUCER◎野口 優(Masaru NOGUCHI)


Special Thanks◎BENTLEY MOTORS JAPAN

BENTLEY BENTAYGA ☓ kazuo SHIMIZU

自分のライフスタイルを考えれば「ベンテイガ」という選択は最高のご褒美。

師走が近づくにつれ、追い込まれるように日々が過ぎていく。時にはジャーナリストとして一度に数台の試乗を頼まれることもあれば、サーキットで全開テストもこなし、日によっては講演などで講師を務める一方、テレビやラジオ出演などの依頼も後をたたない―—。




自動車評論家として自ら選んだ人生とはいえ、清水和夫氏の1日に暇という文字はない。それゆえに休日の過ごし方は、徹底している。慌ただしい空気が流れる都会から逃れるように、折を見ては山中湖の別荘へ足を運び、そこで時間という概念から解き放たれるかのように、心を開放させている。




「クルマの世界って技術の塊、1秒で競う世界。それで収入や地位、名誉まで決まってしまう。私はそれに追われるように日々過ごしている。だけど、大自然の中は、時間の流れ方が違う。ゆっくりと時間は流れていく。とはいえ、少ない休日に、ここにくると、あっという間に時間は過ぎてしまうんだけどね」




別荘に到着し、暖炉に火を入れながら、清水氏はそう語り始めた。


「山中湖は、富士五湖の中でももっとも標高の高いところ。冬は他よりも早く訪れるから四輪駆動は絶対、背の高いSUVこそ理想。それに災害時のことを考えれば、なおさら、そう思う。ここは大自然の中だからクルマにもサバイバル性を求められるんだよ」

普段は、英国の老舗SUVに乗って別荘を往復する清水氏。しかし、今回は、あえて自身のライフスタイルの中で、ベントレーのベンテイガとともに過ごしたいと思い、わずか24時間という限られた中、付き合うことにしたという。




「その昔、私がこの世界で駆け出しの頃、大先輩たちがやたらとイギリス車を勧めてきてね。その時は、よくわからなかったけど、歳を重ねてくるとベントレーのような熟したクルマを好むようになる。“トロっ”としたサスの感じが自分の感覚に合ってくるようになる。




それに今回ベンテイガを選んだ理由は、今乗っているSUVを卒業したら次に何を買うかと思ってね。すると、自然にベンテイガという選択が浮かんできた。私も60歳を超えているから、そろそろ自分へのご褒美にベンテイガという選択をしてもいいだろうってね」




東京からわずか1時間半ほどで、四季折々を肌で感じることができる山中湖。ここまで移動するにもクルマの世界観は極めて大事だと清水氏は思っている。


「デュルハイマーがベントレーの会長だった頃、直接、話を聞いたことがあって、その時、彼は、“ベントレーはウォールナットと革シートのエキスパート集団、素材に拘るブランドだ”と言っていたのが印象的だった。だからクルマの性能そのものだけでなく、ベントレーのような、こういった質感や感触は大事。一流のマテリアルに、センスの良いデザイン、それにブランドの世界観がないと、もう惹かれることなどないからね」




そう語っていると、暖炉で燃える薪が“パチパチ”となり始めた。

レースやGTで鍛えてきたからこそ、 孤高のSUVを造ることができたと思う。

「エンジンと同じなんだ。空気と薪の量を考えながら燃やさないといけない。乾燥状態とか、木によっても違うから、それも考慮してね。エンジンと原理原則は通じていると思う。こうしていると、あらためて学ぶことも多いんだよ」




ベンテイガに搭載されるエンジンは、W型12気筒ツインターボ。最高出力は608ps、最大トルクは900Nmにも及ぶ。清水氏は続ける。




「今、ディーゼルエンジンが話題になることが多いけど、一概に良いとは言えない。良いのはガソリンエンジンよりも大きいトルクが得られることだけど、その点、ベンテイガのW12ツインターボは、ガソリンエンジンながらディーゼル並みのトルクがあるのが魅力。それでいて踏み込むとお持ち前のパワーを活かして気持ちよく回転が上昇していくから、ガソリンとディーゼルの良いところを併せ持った印象だね。まさにマルチなエンジン。特にレスポンスの良さには惚れ惚れするよ。こんなトルキーなガソリンエンジンは他に見当たらない」




無論、それだけではない。清水氏は、さらにこう語り始めた。


「元々、スポーツカーやGTを手がけてきたメーカーは、SUVを造るのが上手い。設計技術そのものがあるから、名人が造っているようなもの。しかもベントレーの場合、ル・マンやGT3マシンも造るからダイナミックな性能を実現させるのもお手の物。だから、ベンテイガもコンチネンタルGTやフライングスパーと同様、基本スポーティな印象だね」




そう言いながらスポーツモードの演出に感銘を受けたことも語りはじめた。

「ベンテイガはSUVだから大きくて重いけど、スポーツモードにすると、ロール量も抑えられて、タイトコーナーでもきっちり曲がる。それにハンドリングもダイレクトで良いし、俊敏性がある。普段はおとなしくしているのに、本気を出させると恐ろしいくらいのパフォーマンスを見せるのは、ベントレーならでは。日常はセクシーだけど、ここぞという時はファンキーになるSUVだね」




そして葉巻に火をつけ、やわらかい煙をはきながら、しみじみと続ける。


「ベンテイガのエアサスは良い。基本的に四輪駆動という前に、タイヤと路面の設置性が重要。ここに来るとき、嫌でも悪路を通らないと行けないところでオフロードモードを試してみたけど、ちゃんと足が伸びて接地する。ここにスポーツカーやGTを造ってきたプライドが見えるね。足まわりの完成度は相当なレベルにあるのは間違いない」




そろそろウオッカを飲む時間のようだ。清水氏は、グラスを手により、ベンテイガに対してこう締めくくった。


「もうひとつ大事なのは乗り味。高級車にとってもっとも求められる要素だけど、快適性に加えて安心感がないといけない。ベンテイガはその点、引き締まった感じの乗り心地の良さがある。それに加えて思いのほかコンパクトに感じるから良い。まさに孤高の存在、“オンリーワン”の世界がここにあると思う―—」




《GENROQ 2018年 1月号より転用》

SPECIFICATIONS


ベントレー ベンテイガ


■ボディサイズ:全長5150×全幅1995×全高1755㎜ ホイールベース:2955㎜ ■車両重量:2530㎏ ■エンジン:W型12気筒DOHCツインターボ 総排気量:5945cc ボア×ストローク:84×89.5㎜ 圧縮比:10.5 最高出力:447kW(608ps)/6000rpm 最大トルク:900Nm(91.8㎏m)/1350〜4500rpm ■トランスミッション:8速AT ■駆動方式:AWD ■ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン ■サスペンション形式:Fダブルウイッシュボーン Rマルチリンク ■ブレーキ:F&Rベンチレーテッドディスク ■タイヤサイズ:F275/50R20 R285/45R21(オプション:F285/45ZR21 R285/40ZR20) ■パフォーマンス 最高速度:301km/h 0→100km/h加速:4.1秒 ■環境性能(EU複合モード) CO2排出量:296g/km 燃料消費量:13.1ℓ/100km ■車両本体価格:2739万円
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