オーストリア・グラーツにある完成車受託生産拠点がフル稼働する中、マグナは、グラーツから約75キロ離れたスロベニアのマリボル／ホチェに、塗装工場としては2拠点目のペイントショップを建設する。この拠点は、同地域に400もの新しい雇用をもたらす見込み。
マグナは、BMW、メルセデスベンツ、ジャガーランドローバーなどの自動車メーカーからのエンジニアリングサービスや受託生産の需要が高く、グラーツの拠点は現在、高い稼働率で稼働している。また、子会社であるマグナ シュタイヤーは、現在BMW 5シリーズとメルセデス・ベンツ Gクラスを生産。さらに近々ジャガーE-PACEの生産開始を控え、ジャガーI-PACEも2018年初旬に生産を開始する予定になっている。こういった状況や将来のその他のプログラムを加味し、マグナ シュタイヤーは、2018年までに約20万台の年間生産台数になると予想している。
新拠点の建設工事は10月17日に着工。この1億米ドル投資予定のペイントショップは2018年後半には完成し、2019年初旬には生産を開始する予定だ。また、約400名の新しい従業員のリクルートをすでに開始している。
マグナ インターナショナル ヨーロッパ プレジデント兼マグナ シュタイヤー プレジデントであるGünther Apfalterは、「車両エンジニアリング技術と車両生産技術を両方提供できるいわば”All-in-One”技術を持ったマグナは、世界の自動車部品業界でとてもユニークな地位をも保持しており、今後もこの分野に新しい投資を継続していきます。」とし、「さらに私たちは、この地域に新しい雇用と投資をもたらすことができ、大変誇らしく思っています。」とコメントしている。
