現行ルノー最小のRRコンパクトカー「トゥインゴ」に、ルノー・スポールがチューニングを手掛けた待望のスポーツモデル「GT」が登場! 10月19日より、まずは200台限定で日本へ導入されることが決定した!
シャシーもルノー・スポールの手により特別なチューニングが施されている。ダンパーは減衰力が変更された専用品で、スタビライザーも直径をアップ。ESC(横滑り防止装置)も適度なパワースライドが楽しめるよう制御が変更された。
トゥインゴGTのチーフエンジニア、マチュー・メティヴィエ氏は「我々は、安全性を犠牲にすることなく、スポーティドライビングでの安定性の向上に取り組みました。ドライバーが、きついコーナーでアクセルを開けると、ESCが作動して軌道を修正する前に、大きくスピードを損なうことなくわずかにドリフトするのか感じられます。このように、ドライバーは典型的なRRのハンドリングを楽しむことができるのです」と、その効果を強調している。
エクステリアにはそのほか、コンセプトカーのTwin'Runと同じデザインの17インチホイール、ボンネット後端からルーフ後端へ続くNACAダクトをイメージしたデカール、ブラックディフューザー、サイドスカートなどが装着され、スポーツモデルらしいスタイルに。
ボディカラーは、今回の限定車では、はじける火の粉をイメージさせるオレンジの「オランジュブレイズメタリック」のみ設定された。
ルノー・スポールは20年以上にわたりルノー車のスポーツモデルを作り上げてきたが、先代までのトゥインゴやルーテシア、メガーヌなど、そのほとんどはFF車だ。
しかし、ルノー・スポールのマネージングダイレクター、パトリス・ラティ氏は「RRモデルのハンドリングは、我々が慣れているFFモデルのハンドリングとは全く違うため、このモデルの開発はルノー・スポールにとって真の挑戦でした。そして、トゥインゴGTは、バランスのとれたファントゥドライブなモデルとなったのです」とコメント。
全てのR.S.モデルとGTモデルを担当したルノー・スポールのテストドライバーが最後の仕上げを行ったという、このトゥインゴGTの完成度に自信を覗かせている。
このトゥインゴGT、日本におけるファーストエディションとなる200台限定車の価格は2,240,000円。来年年明けには5速MTだけではなく6速DCTもラインアップし、カタログモデルとして販売するというが、この仕様が気に入り1日も早く乗りたければ、すぐにでもルノーディーラーへ行くべきだろう。