メルセデス・ベンツ日本は9月26日、高級ミドルラージワゴン「Eクラスステーションワゴン」をベースとした、メルセデス・ベンツ初のクロスオーバーモデル「E 220 d 4MATICオールテレイン」を追加。同日より販売開始した。
外装には、メルセデスのSUVモデルに共通する2本のフィンをあしらったラジエーターグリルをはじめ、前後バンパー下部のシルバークロームアンダーライドガードや、ブラックのホイールアーチカバー、オールテレイン専用の19インチ10スポークアルミホイールを装着。SUVらしさを強調した。
また、最低地上高を25mm高い140mm、全高を30mm高い1,495mmとしたほか、可変トルク配分型四輪駆動システム「4MATIC」、路面・運転・積載状況および乗車人数に応じてダンピング特性や車高を自動的に調節するマルチチャンバー式エアサスペンション「エアボディコントロール」を装着。さらに、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替える「ダイナミックセレクト」の中に専用の「All-Terrainモード」を追加して、悪路走破性を高めている。
なお、「All-Terrainモード」では、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、「エアボディコントロール」が35km/h以下の速度で車高を20mm高くすることで、雪道や悪路での走破性をアップ。COMANDディスプレイにステアリング角度、車高、前後および左右の車体の傾き、ブレーキとアクセルの状態、コンパスを表示する専用画面が表示される。
設定されるパワートレインは、195ps・40.8kgmの出力・トルクを確保しながら、将来導入されるRDE（実路走行試験）規制に対応した2L直4ディーゼルターボエンジン＋9速ATの組み合わせのみ。他のEクラス同様、テレマティクスサービス「メルセデスミーコネクト」や、「アクティブレーンチェンジングアシスト」および「アクティブエマージェンシーストップアシスト」を含む予防安全システム「インテリジェントドライブ」を標準装備する。右ハンドルのみの設定で、価格は8,610,000円。
