世界的化学メーカーであるBASFのコーティングス事業本部は、有望なスプレーペインターや若い人材を支援するため、国際技能競技大会の主催団体である WorldSkills International のグローバルスポンサーを 2019 年まで務める。
WorldSkills Competitionというイベントをご存じだろうか？このイベントは、技能職に携わる方々を対象とした世界大会で、世界各地の若者に技 能職・技術職の魅力を伝えることを目的に開催されている。
1950年以来、世界各地の研究生や若手技能者が、数多くのカテゴリーで互いに競い合い、それぞれの職業における技能の評価を行なってきた。国別、地域別に予選が行われ、2 年に一度行われる世界大会の出場者が決まる。
BASF コーティングス事業本部の自動車補修事業は、国際技能競技大 会のスポンサーとして、スプレーぺインターという職業の魅力を若い世代に伝え、自動車補修の分野における次世代の人材を育成していくことを目指している。
このカテゴリーの出場者は大会期間中、BASFの自動車補修ブランド R-Mの製品、そしてBASFが持つ塗装関連製品のみを使することになる。
BASFコーティングス事業本部、グローバル戦略マ ーケティング&製品開発部門の Dr. ハラルト・ボルグホルテは次のように述べている。
「私たちがこの大会に積極的に関わることで、長年人材が不足している自動車補修分野の職業の重要性と可能性を伝えていきたいと考えています。BASFが主催する国際的な塗装技術コンテストの R-M ベストペインター・コンテストもそうですが、こうした大会は職人技だけでなく、持続可能な考え方や効率的な働きが求められる自動車補修業 の多様な側面を示す機会でもあります」
WorldSkills との力強いグローバルパートナーシップを築いていくなかで、 BASF コーティングス事業本部は自動車補修に関する深い専門知識を大 会に提供していく。今回のスポンサー支援は国際技能競技大会にメリットをもたらすだけでなく、自動車補修分野の多くの職業のイメージを世界中で向上させることにもつながる。
この大会は、世界各地の若き出場者が自らの技能を披露し、さらに磨きをかけるチャンスとなっている。
国際技能競技大会が中東で開催されるのは今回が初めて。2017年10月14日から19日にかけて、約1200名の才能ある若者が、アブダビに集まり、51 職種でその技能を競う。アブダビ国際展示場(Abu Dhabi National Exhibition Centre)で行なわれる決勝には、WorldSkills に 加盟する 76 カ国の代表が集まる。
決勝に出場するためには、それぞれの国で行なわれる予選を勝ち抜かなくてはならない。本大会の来場者数は、国外からの 10,000 人を含め、約 100,000 人にのぼると見られており、WorldSkills はアブダビ国際展示場で開開催される最大のイベント となる。
