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【2017学生フォーミュラ協賛企業・ヴァレオ】変化に柔軟に対応しながら目指す方向性を見失わない人材を


世界中の学生たちがフォーミュラカーで速さを競うのみならず、ビジネスモデルの企画から車両の設計、コスト計算、そして製作まで行い、そのクオリティを争う「学生フォーミュラ」の日本大会「全日本学生フォーミュラ大会」(主催:自動車技術会)。今年で15回目となる同大会には総計148社もの自動車関連企業が協賛し、学生たちの熱き戦いをサポートしている。その中で、9月5~9日に行われた本戦の会場・小笠山総合運動公園(通称エコパ。静岡県掛川市・袋井市)にブースを出展していた協賛企業をピックアップし、出品内容と未来の社員獲得に向けた想いを紹介する。

フランスの大手部品メーカー・ヴァレオは1923年の創業より今年で94年を迎え、世界30ヵ国に工場を持つメガサプライヤー。日本においても32年の歴史を持つ。

BMWやメルセデス・ベンツなどに採用されている水冷コンデンサー(左端)およびバッテリー冷却関連部品

2019年より量産開始予定の電動コンプレッサー(左端)と、日本車を中心に広く採用されているバッテリークーラーユニット

学生フォーミュラへの協賛・出展は今回が初というヴァレオは、会場に空冷/水冷/アクティブバッテリークーラーや水冷コンデンサー、電動コンプレッサーなどの部品を展示。

ドアミラーレスシステムのカメラユニット(左下)

カメラユニットからの映像を表示する車載モニター。従来のドアミラーでは死角となる位置に隠れた子供が、ドアミラーレスシステムでは視認できるのが分かる

さらに、レーザースキャナー「SCALA」やカメラ、超音波センサーを搭載してレベル5自動運転にまで対応可能としたうえ、ドアミラーレスカメラとそのモニターも装着したレンジローバー・イヴォークのデモカーを披露。最先端の技術をいち早く実用化可能としたヴァレオの開発力の高さをアピールしていた。




そのようなヴァレオが、学生フォーミュラに協賛する狙いとは。ヴァレオジャパンのジャパンコミュニケーションマネージャー・石井陽子さんに聞いた。






--学生フォーミュラ大会に参加した学生、自動車業界への就職を検討している読者学生に向けた企業PRコメントをお願いします。




石井 ヴァレオは世界屈指の自動車部品メーカーで、CO2の排出削減や直観的なドライビングをもたらす、最先端の技術を開発しています。日本のヴァレオグループ3社は、日本国内に17ヵ所の生産拠点、7ヵ所の研究開発センターを構え、約5,800名の従業員を擁し、エンジニアの皆さんにグローバルな活躍の場を提供します。




--貴社が「学生フォーミュラ大会」に協賛している理由をお答えください。また貴社に学生フォーミュラ経験者はいますか?




石井 ヴァレオは世界の主要な自動車メーカー全社のパートナーであり、欧州では一般の方にもよく知られた会社ですが、日本での知名度はまだ高くありません。自動車技術やものづくりに携わっている学生の皆さんを応援させていただくとともに、ヴァレオという会社をよりよく知っていただく場になればと考えております。




ヴァレオには毎年、学生フォーミュラの経験者が入社し、開発、設計部門で活躍しています。




--貴社が考える「学生のうちにやっておくべきこと」とは?




石井 学校での勉強や研究、学生フォーミュラの活動に加えて、さまざまなことにチャレンジをし、ぜひ見聞を深めていただければと思います。世界を舞台にグローバルに活躍していく時には、語学や海外での経験、いろんなことにチャレンジをした体験が役立つことでしょう。




--貴社が考える、採用したい人材像とは?




石井 モビリティの変革が進む現代において、自動車業界を巡る環境も日々進化しています。変化に柔軟に対応しながらも自分たちの目指す方向性を見失わずに提案型の仕事をしていける人、しっかりとした意思を持って自分の考えを論理的に説明し、チームワークを築いていける仲間を求めています。

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