【フォトレポート】JR西日本、SL「やまぐち」号新製客車デビューと旧形レトロ客車引退で「行き違い運転」を実施！

JR西日本は、「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」を9月より開幕した。

山口線で運転するSL「やまぐち」号に使用する新製客車が9月2日にデビューしたほか、C571号機がけん引するSL「やまぐち」号が新山口発津和野行きで運転。また旧型レトロ客車の引退を記念したC56160号機がけん引するSL「ありがとうレトロ客車」号が津和野発新山口行きで運転した。

両列車は途中の篠目駅においてSL新旧客車の交代を印象づける「行き違い運転」を実施した。



津和野駅を10時32分に出発した旧型レトロ客車ラストランのC56160号機がけん引するSL「ありがとうレトロ客車」号が篠目駅に11時44分に到着。



新山口駅を10時50分に出発した新製客車デビューのC571号機がけん引するSL「やまぐち」号が篠目駅に11時55分に到着。



篠目駅で11時55分から12時5分の10分間、SL新旧客車の交代を印象づける歴史的瞬間を迎えた。





12時5分、C571号機がけん引する新製客車デビューのSL「やまぐち」号が篠目駅を先に出発、津和野駅へ向かった。





12時18分、C56160号機がけん引する旧型レトロ客車ラストランのSL「ありがとうレトロ客車」号が篠目駅を出発、新山口駅へ向かった。



新製客車35系は、旧型客車であるマイテ49、オハ35、オハ31を復刻、時代にマッチした利便性と快適性を持ち合わせSL全盛期の懐かしさを感じることができる旅を提供できるとしている。



SL「やまぐち」号をけん引したC571号機にはこの日だけの「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」特製ヘッドマークを掲出して運転した。



SL「やまぐち」号は2017年の運転は12月24日まで土休日を中心に新山口～津和野駅間で運転する。

新製35系客車は5両編成、津和野方から5号車（スハテ35-4001）・4号車（オハ35-4001）・3号車（ナハ35-4001）・2号車（スハ35-4001）・1号車（オロテ35-4001）でグリーン車1両、普通車4両で定員は245人。

【取材協力：JR西日本】