頻度やその認知度からクルマのメンテナンスの中でも王様的存在のオイル交換。
あなたは最近いつオイル交換しましたか？
いまさら聞けないオイルの表記
自分のクルマにあったオイルを探していたら、○○Ｗ－○○ といった表記のものを奨められたけど、この数字って？
よくオイルのスペック表記にある「10W-30」「0W-20」などの文字。これはいったい何を表しているのか？
この数字記号はSAEというアメリカ自動車技術者協会によって分類されているオイルの粘度の表記。
前の数字が小さいほど低温時に固くなりにくい特性がある。
0Wなら零下35℃、5Wは零下30℃、10Wは零下25℃に対応している。
中のＷはWinter（冬）の略。一般的に10Wよりも5Wのほうがエンジン始動時における負荷が小さく、燃費も良くなるといわれる。
後の数字は高温時の粘度を表している。数字が高いほどオイルが固くなる。
前編でも紹介したがこの表記も説明書などに記載されていることが多いので自分のクルマの場合はどのオイルが良いか確認しておこう。
エレメントの交換は？
オイル選びも終わって早速交換と思ったときに良く奨められるのがエレメント交換。
そもそもエレメントとは循環しているオイルをろ過するフィルターのようなもの。
これが汚れてしまっていると折角オイル交換をしても効果が半減するといっても過言ではない。
量販店などでは2回に1回の交換を奨めているところが多い。
この交換時期についてもメンテナンスノートや取扱説明書に記載されている場合も多いのでこちらも確認しておくと良い。
エレメントを交換する場合にはオイルの注入量も若干変わってくる。
エレメントフィルター内に溜まっている分の量が多くなるイメージなので、エレメント交換時にはオイルの量にも余裕を持っておきたい。
自分にあったオイルで定期的に実施が一番
前回の前編を踏まえてオイル交換についてみてきたが、正直なところ、メーカーが発行している取扱説明書と一般のカー用品店量販店などでいわれる交換時期やお奨めオイルなどで異なる部分は多かった。
どちらかといえば、オイル交換に関しては一般の量販店のほうがオイルのバリエーションも多く、短い周期での交換を推奨していたりとメンテナンスに気を使っている印象。
取扱説明などにある交換時期も参考にしながら、できれば少し早めタイミングで自分のクルマに合ったオイルで交換していくのが一番。
たまにはドア付近に貼られたメンテナンスシールを確認してみるのも良いかもしれない。
（フジモン）
