三菱・デリカの歴史を辿る
1968年に初代が登場して以来、今年で誕生50周年を迎えるデリカ。「様々な道路状況において、確実に乗員や荷物を目的地まで運ぶクルマ」として半世紀に渡って支持されてきたロングセラーモデル。
ここでは50年の歴史を振り返ってみよう。
4代目デリカ スペースギア
1994 デリカ スペースギア
風貌を大きく変えて登場した4代目は、日常生活やレジャーのための身近な“道具(ギア)”感覚で愛着を持って貰えるようにと、スペースギアのネームが与えられた。
4代目からは、キャブオーバーではなく、ノーズ部に収めるフロントエンジンレイアウトに変更し、前面衝突安全性を大幅に向上。
室内は前席からラゲッジまでフラットフロアとし、ウォークスルーも実現。
2列目は横向き、対座など多彩なアレンジを可能としていた。4WDは、当時パジェロで好評だったスーパーセレクト4WDを採用。絞り込んだバンパーデザインなど優れた対地障害角と相まって、抜群のオフロード性能を実現していた。
1994 デリカカーゴ
1994年5月 | 「デリカ スペースギア」、「デリカ カーゴ」、「デリカ トラック」発売、「デリカ スターワゴン」、「デリカ バン」も継続販売 |
1995年10月 | 装備仕様の充実 |
1996年6月 | エアバッグ等、安全装備を充実 |
1997年7月 | フロント周りデザインを一新、4WD AT車にINVECS-Ⅱ採用 |
1997年10月 | 「デリカスターワゴン」のフロント外観を大幅変更、エアバッグ装備拡大 |
1998年6月 | 新類別2WD「エアロ」追加 |
1999年6月 | 両側スライド車など新類別追加、「シャモニー」を標準類別化 |
1999年10月 | デリカ商用車シリーズ全タイプをフルモデルチェンジ(マツダからのOEMへ) |
2000年6月 | 「シャモニー」の内外観をリフレッシュするなど一部改良 |
2002年8月 | 類別展開を4WD車に特化し、機能、装備を一部改良 |
2004年10月 | 内外装、装備など一部改良 |