”カスタムカー感”をアピールするエッセンス!?
リアにくると爆発したかのように一気にヤンチャに
KRUISE by KUHL RACING YARIS CROSS
KUHLのなかでもシンプルでお手軽にエアロスタイルを楽しめるシリーズとして展開している「KRUISE by KUHLRACING(クルーズバイクールレーシング)」ですが、新たに登場したヤリスクロス用は少々ヤンチャ感があるようです。そもそもKRUISE by KUHLRACING(以下、KRUISE)は、エアロの厚みを約10mmほどに抑えることで下面を擦るなどといった気を使わずに楽しめるようにするというのが基本にあります。なので、はじめてのドレスアップでも気軽に楽しめるといったメリットがある一方、少々おとなしいスタイリングに見えてしまいます。そこがいいところであって、物足りないところもあります。しかし、今回のヤリスクロスはその”カスタムカー感”をアピールするエッセンスが含まれているというからチェックしてみましょう。
まずはフロントまわりですが、純正バンパーの下部に装着するフラップタイプのデザインです。KUHLでは独自にフロントディフューザーという名称がついています。純正バンパーの丸くメリハリのないボトム部分にエッジが加わり、スポーティな雰囲気になっていますね。
さりげなくアイラインも用意しています。ヘッドライトの上部に装着するのでライト類の妨げになることなく装着できますが、これがあるだけでシャープな目つきになってフェイスの印象がだいぶ変わりますね。
サイドステップはドアに干渉することのないボトム部に装着します。前後にフィンを立てたデザインになっているので、メリハリが効いています。10mmほどの厚みですが、視覚的に車体が低く見えるようになるのでカスタムカー感がアップします。
そしてKRUISEのヤリスクロス用エアロの最大の特徴がリアにあります。フロント、サイドとおとなしいデザインだったのにリアにくると爆発したかのように一気にヤンチャになります。まずエアロ形状ですが、2段構成となっておりリアハーフディフューザーが純正バンパーに大きく被せるタイプで、そこにさらにリアセンターフローティングディフューザーが加わります。これによってリアのボリュームは満点。走行中のリアビューって大事ですよね。アピール十分です。
マフラーはリアハーフディフューザーに合わせるように左右2本出しが用意されています。このマフラーの特徴はなんといってもサイレンサー部分が懐かしの砲弾タイプになっているところです。もちろんいまでも砲弾タイプのマフラーはありますが、全盛期は90年代後半から2000年代前半。突き刺すようなシャープなサウンドとレスポンスのよさで一世を風靡していましたが、規制やなんやかんやで減少していました。今回KUHLではしっかりと車検対応の砲弾マフラーとしているので安心して乗れますよ!そしてなんといっても”あの”砲弾テイストがしっかりと味わえるのが嬉しい!
もうひとつ注目してもらいたいのが、ルーフエンドウイングとリアゲートウイングの2つです。こちらも砲弾マフラーの懐かしさに呼応するようにかなりのカチアゲウイングです。せっかくなだらかに下がってきている純正のルーフラインをあえてガツンで天空へと跳ね上げてます。空力的な裏付けはわかりませんが、少なくとの見た目の迫力は「なんかわからないけどメチャクチャやる気満々」なリアビューを見せてくれます。新型車のヤリスクロスですが、どこか懐かしさのあるデザインテイストが加わることで、一気に個性的な1台に仕上げているところはさすがKUHLといったところでしょうか。
問:クールジャパン 052-693-9893
https://kuhl-japan.com
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]