自分仕様のオリジナルLEVORGをプロデュース。ドレスアップ&チューニングカスタム入門ガイド|後編
レヴォーグを人とは違う仕様に、より自分らしく。
やはりこれがカスタムの魅力のひとつ。
純正のスタイリッシュさをさらに引き立てるドレスアップから、運動性能を高めるチューニングまで、おさえておきたいポイントをズラリと紹介。
目指すスタイルや予算に合わせて、自分仕様をプロデュースしていく参考にしよう!
7 冷却系チューン
FA20&FB16エンジンの弱点を補う
搭載されるFB16もFA20もターボエンジンのため、純正でインタークーラーが付いている。
ボンネットを開けてすぐに見える上置き型で、アイデンティティのひとつであるボンネットスクープもこのために付いている。
機能面でFA、FBともに良く言われるのが夏場気温が高いときの熱ダレ。
エンジンの特性上、熱に弱いという部分があるとよく言われているので、そこをより効率の高いインタークーラーに交換してスープアップしていくのも人気メニュー。
走りにこだわるエンドユーザーは、ラジエーターやオイルクーラーなどにも着手する。
純正より大型のものや冷却効果が高いラジエーターに交換することで夏場の熱ダレなどを軽減できる。
純正とボルトオンで交換できるキットも多数あり。
大きな加工なしで変更可能だ。
バンパーや配管を含め、加工が前提だが前置きインタークーラーという手もありだ。
8 スロコン
アクセルレスポンス向上シーンに合わせた設定も可能
燃費や排ガスなどの制御のため、純正では少し絞り気味にされているアクセルスロットルの設定を任意に変更できるのがスロットルコントローラーだ。
ボタンひとつのセッティングで、燃費重視やレスポンスアップ、高速走行仕様などに合わせた設定が実現できるのが魅力。
使うシーンに合わせて自分好みの走りを実現できるのだ。
基本的にはレヴォーグ用のハーネスキットなどを使いカプラーオンで装着可能。
特別なセッティングなどは不要で、装着してすぐに使えて、さらにはしっかりとその違いを体感できるのが特徴。
交換前と交換後でしっかりと違いがわかるのは、カスタムにおいて重要なこと。
比較的お手軽にできるファインチューンとして人気のメニューだ。
9 ECUチューン
よりハイパワーを求めるなら点火時期や燃料噴射量を変更
よりハードなチューニングを考えたときに上がるメニューがこのECUチューンだ。
燃料の噴射量や点火タイミングなどを任意に書き換えることで、エンジンのポテンシャルを高め、よりハイパワー、トルクフルな走りを実現する。
ここで絶対に気を付けたいのが施工するショップ選び。
豊富なノウハウと経験がものをいうチューニングなので、本当に信頼できる所で施工することを心がけよう。
最近では、アイサイト・オートクルーズの最大速度上限引き上げなどを目的としたセッティングも人気。
ECUチューンは十分な知識と経験のあるプロショップで施工するのがベスト。
現車合わせによる施工はより細かな調整が可能となる。
HKSのフラッシュエディターには、すでにレヴォーグのエンジン特性に合わせたプログラムが入っている。
10 ブレーキキャリパー&ローター
高価なパーツだが効果は絶大。機能面と見た目を両立
ハイパワーワゴンのレヴォーグでより強いストッピングパワーを求めるユーザーも多い。
値段はちょっと高めでモノにもよるが20万円~ぐらいの予算を考えておくのが一般的だ。
さらにビッグキャリパーの場合はホイールの干渉という問題もあるので覚えておくこと。
レヴォーグの場合リアに電動サイドブレーキのユニットが付いているので、それに対応したキットを選ぶのも忘れずに。
またマニアックなSUBARUチューンで人気の流用技も多数あり。
SNSなどでどの純正ブレーキがレヴォーグに使えるかなどを調べてカスタマイズしていくのも楽しいぞ。
ビッグローター、ビッグキャリパーでストッピングパワーはもちろん足元の存在感も高めてくれる。
人気の流用カスタム。
レヴォーグにインプレッサWRX純正を移植するなどの技も人気だ。
レヴォーグのリアは電気式サイドブレーキのユニットがあるため、専用のブレーキキットが必要となる。
エンジンルームもドレスアップ
クルマ好きとしてはボンネットを開けてエンジンルームをアピールしたい、そんな思いを持つ人も多いハズ。
キノコ型のエアクリーナーやカーボン製のエアスクープ、ステンレスのインテークパイプやシリコンホースなど、レヴォーグに使えるアイテムは多数あり。
一番目立つエンジンカバー系のアイテムは装着効果が非常に高い。
INTERIOR
高級感アップとレーシーさをぜひ両立させてプレミアムスポーツ感を
シート
シートメイクは大きくわけて2つ。
よりスポーティで機能性も高いバケットorセミバケットに交換。
この場合専用シートレールも必要となる。
レカロやブリッドなどの名門ブランドからは多数のモデルが発売されている。
そして価格的なメリットが大きいシートカバーも人気だ。
本革仕様やスエード仕様もあるぞ。
ステアリング
純正ステアリング自体もスポーティなレヴォーグだが、よりスポーティなモデルに変更することも可能。
より高級な革の使用やスエード生地で滑りにくいなど、色々選ぶことができる。
フットペダル
純正ペダル部分に装着するスポーティなペダルが人気。
滑りにくいなどの機能性を考えられている。
ドアを開けたときにさり気なく見える部分なので、スタイルアップ効果も意外と高いのだ。
また最近ではK2ギアから発売されている右足用フットレストの人気が上昇中。
アイサイトで運転中など右足がめっちゃラクチンだ。
フロアマット
純正があればこと足りてしまう感のあるフロアマットだが、より高級素材、こだわりデザインのものをコーディネイトするのも楽しい。
アウトドアで使う人は、ラバー、ウレタン製のマットで汚れを防止するのもあり。
追加メーター
MFDがあるとはいえ、車両の状態はいつも把握しておきたい。
そんな本格派に人気なのが追加メーター。
レヴォーグのダッシュボードやピラーの形状に合わせた専用パネルでスマートインストールも可能だ。
パドルシフトパネル
スポーティな純正パドルシフトだが純正のままだと小さくて使いづらい、ステアリングを回した時に届きづらいなんて声もある。
そんな人は専用パネルの装着を検討しよう。
操作性向上だけでなく、見た目アップも狙える。
Lighting
純正の光を強化 明るさ&高級感をアップ
LEDバルブ交換
ウインカーバルブやナンバー灯などハロゲンバルブをLEDバルブに交換することで、視認性アップはもちろん光の質感も向上。
意外と純正でハロゲン球を使っているところが多いのでかなり効果的だ。
LEDリフレクター
純正リフレクターとボルトオン交換可能。
内部にLEDを搭載していて、配線することでスモールで弱く点灯、ブレーキで明るく点灯といった機能を持つアイテムもあり。
ルームランプ
純正ルームランプもハロゲンでしかもレンズがスモーク。
やはり高輝度LEDアイテムに交換して車内を明るく照らしたい。
バルブタイプや基盤タイプなどがあるので予算と相談してセレクトしよう。
フォグランプ
純正フォグが暗くて……という声も少なくない。
前期はハロゲンフォグなので、LEDバルブへの交換で対応。
後期純正LEDフォグの場合、フォグ本体をユニットごと交換すれば、明るいLEDフォグを実現可能だ。
LEDテールレンズ
純正でもブレーキ部にLEDを使用しているテールレンズだが、市販のものはもっと明るくスタイリッシュ。
さらに最近ではウインカーのシーケンシャル(流れる)仕様がほとんど。
バックスタイルのアピール度は激増しだ。
カスタムヘッドライト
よりオリジナリティを求めるユーザーに人気のカスタムヘッドライト。
基本的にはテールレンズ交換同様、一部配線加工などの対応でユニット交換可能。
人とは違う自分だけのレヴォーグをアピールできるポイントだ。
ハイパーレブ Vol.245 スバル ・ レヴォーグ No.4 (2020/7/31)より
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