張り出し感があるのに、厚さ10mmしかない薄型設計のフロント!
KRUISE by KUHL RACING HARRIER
クルーズバイクールレーシング ハリアー(80系)
KUHLといえば、KUHL RACINGブランドに代表されるレーシングテイスト溢れるエアロデザインで人気を博していますが、今回新型ハリアーに用意したエアロパーツは2020年に産声を上げたばかりの新ブランド「KRUISE by KUHL RACING(クルーズ バイ クールレーシング)」からの登場となりました。クールレーシングが攻撃的なデザインだとしたら、クルーズは落ち着いたデザインをコンセプトにしています。クルーズの名の通り、レーシングというよりもクルージングを楽しむためのエアロ。ワインディングを攻めるというよりもグランドツーリングを走り切るようなイメージですね。なので、エアロパーツは薄くシンプルにして、あらゆる走行条件でも問題なくクリアできる実用性をもたせつつ、ガッツリとローダウンしなくても、むしろ純正車高でも十分にカッコよくみえるようにデザインされています。ちなみに写真のデモカーはブリッツの車高調でローダウンをしていますが、メーカー推奨値でのセッティングなので乗り心地はしっかりと確保されています。
フロントのエアロパーツは純正バンパーの下部に装着するフロントディフューザーです。なんと厚さ10mmしかない薄型設計なので、ほぼ走行の邪魔にはなりません。それでいてしっかりと張り出しをもたせているので存在感はバッチリですね。しかもこれ、張り出してるといってもじつはフロントグリルよりも前に出ていないので、全長はまったく変わっていないんですね。視覚効果の技がさすがです。
フロントにはグリルの上部に装着するグリルトップモールも用意されています。こちらを装着することでボンネットが長く見えて、さらにグリルにちょっと被ることでバッドフェイス的に見えます。トヨタエンブレムの裏側にはミリ波レーダーが装備されていますが、グリルトップモールはその位置をかわすようにデザインされているので、作動に支障をきたすことはないそうです。
サイドステップは前方から後方までの一体型。こちらも薄型フラップタイプなので、シンプルにキマります。フロントとリアのエアロとのバランスを整えて、ボディ全体を低く見せる効果がありますね。
リアのエアロパーツは2分割構成になっています。純正バンパー下部に装着するリアハーフディフューザーは左右に大きく被さるデザインで、その中央部分に別パーツのリアセンターディフューザーが備わります。こちらはKUHLが得意とするフローティング形状となっており、空気がしっかりと抜けていきます。つまり、リアハーフとセンターを別体にして間に隙間をつくることで空力を生み出しているということですね。マフラーは出口形状116φの大口径タイプです。前後のスライド機構がついているので、出幅は自由にセッティングできますよ。こちらはマフラータイプですが、純正マフラーの出口だけ交換するマフラーカッタータイプも用意しているです。
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