ハミタイに流れるウインカーも認可!?
どこまでいける?車検対応カスタム
タイヤのはみ出しが9㎜までOKに!?
クルマの年式が新しいほど、装着したアフターパーツが車検に通るか否かが厳しくなっている昨今。
その一方で、今まで「車検NGでは?」という項目が、規制緩和により車検に通るようになったケースもあります。
とは言っても、各項目における規定をしっかりと守っていることが条件となるため、どこからどこまでがOKでNGなのかを知っておきたいところ。
まずはタイヤについて。もしタイヤがフェンダーからはみ出している場合、改正前は問答無用で車検NG。しかし2017年にその規定が、「最外側がタイヤになる部分については、外側方向の突出量が10㎜未満の場合には『外側方向に突出していないもの』と見なす」と改正されました。
つまり9㎜までなら、タイヤがフェンダーからはみ出していても車検OKということに。とは言っても、たったの9㎜。この恩恵にあずかれるのは、SUVユーザーくらいかな。
SUVに人気のホワイトレターを採用したタイヤは意外とレターの厚みがあるため、レター分くらいならフェンダーから出ても大丈夫ってことになりました。でもタイヤの選択肢が増えたのは大きいです。
流れ方や流れる速度に決まりごとがある
好きな人も多い光モノについても、ゆるくなった項目があります。それはシーケンシャルウインカー、いわゆる流れるウインカーが車検OKになったということ。
ドレスアップカーでもリレーで制御した流れるLEDウインカーが昔から人気ですが、改正前は車検に通らなかったんですね。しかしアウディなどの欧州車が流れるウインカーを純正で採用したことで、規制緩和となったわけです。
しかし流れるのは何でも車検OKといったらそうではないんです。ウインカーに内蔵されたLEDは内側から外側へと流れ、端の部分が光るまで他のLEDは消えないこと。点滅の周期は毎分60〜120回以内であること。流れ方は左右対称であること……などなど、車検に通る条件が数多く用意されています。
それをクリアすれば大丈夫ですが、大手アフターパーツメーカーから販売されている後付けのシーケンシャルウインカーは、原則的にその規定を守って開発しているため安心して装着できるでしょう。
最近は純正でシーケンシャルウインカーを設定した国産車が増えてきた。車検対応をうたうLEDテールレンズのシーケンシャルはOKだけど、ドアミラーウインカーが流れるのは保安基準で触れられていないためグレー。リフレクターについては点灯する時点でNGのため流れるのは非対応。
そしてマフラーに関しては、2017年にサイド出しマフラーが合法になったことが大きなニュースになりましたよね。これは日本に輸入されるクルマへの対応が大きな理由であり、メルセデス・ベンツGクラスが純正でサイド出しマフラーを採用したことがきっかけと言われています。
カスタマイズの可能性がさらに広がったのは嬉しいことですが、サイド出しなら全部大丈夫というわけではないですよ。
音量に関しては今まで通りの厳しい規定が設けられ、もちろん2010年4月1日以降に生産されたクルマは新制度のJQR認証をクリアしたマフラーじゃないと装着したまま車検に通すことはできないので注意しましょう。
スタイルワゴン2020年5月号より
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