走りのフィールを一新
Showa GARAGE ショウワガレージ
ストリートから競技まで、様々なカテゴリーでのジムニー作りに定評のあるショウワガレージ。JB64のサスペンションも、ようやく予定していたバリエーションが完成。ラインオフを待つだけとなった。今回、オンロード取材に持ち込んだ仕様は2インチアップ。最もJB64にベストマッチと言われるリフト量だ。
2インチアップに195R16のオープンカントリーの組み合わせは、かなりいい感じ。車体サイズとタイヤサイズに対してのフェンダークリアランスが、開きすぎず、狭すぎず。さらに、オリジナルのFRP前後バンパーが、スクエアなデザインのJB64をよりシャープでスタイリッシュにしている。実際にこのJB64を走らせると、
乗り心地はしなやか。14段減衰力調整式のオリジナルダンパーにオリジナルのコイルスプリング。減衰力調整式ダンパーの調整範囲は広く、街乗りからスポーツ走行まで網羅できる。
さらに、このクルマに乗った時に他社とは違う感覚がある。それは、スタビの効き方だ。様々なショップが、ブロックなどでリフト量に合わせた調整を行っているが、このクルマはそれだけではない。リンクをショート化し、フリー状態から効き始めるタイミングを変更している。きちんと過渡特性を持たせているので唐突感はない。このセッティングがかなり乗りやすい。随所にショウワガレージが、これまでに培ったノウハウを盛り込んだこのJB64は、幅広いユーザーに受け入れられるレベルの高いオールラウンダーと言えるだろう。コンプリートカーの体制も完成し、これからの展開にさらに期待したい。
注目の足まわり
2inch Up Spring Kit
取材時は、最終試験品のダンパーが装着されていたが、2020年頭にはラインオフ。カヤバ製完全オリジナルの14段調整式ダンパー。このダンパーは、ストリートからスポーツ走行までをフォローする。さらに、ショートスタビリンクが新たな乗り味を生み出す。このアプローチは、ショウワガレージならではだ。
ガンダムをイメージしたというFRPバンパー。 このフェィスデザインがショウワガレージルックといえる。
軽量の A-Xアルミ製ルーフラックは走りをス ポイルしない。 最新の足つきタイプは、システムキャリアを必要としない。
195R16のオープンカントリーを装着。オン ロードでのグリップも良く、グラムライツとのフィッティングもバッチリ。
シンプルなスペアタイヤカバー。シンプルゆえにどんなドレスアップにもフィットする。今後、オーダーシステムも考慮中。
フロントのデザインを踏襲したFRPリアバンパー。テール位置を可能な限り上方に移動し、オフロード走行も考慮してあるのだ。
カチ上げサイレンサーにダウンテールという、JB23でも定評のあるLinksマフラーがJB64にも登場だ。
デニム調のシートカバーは、無機質な純正を彩る。様々なドレスアップに対応し、カジュアルを演出する。
JB64W JIMNY
【Exterior】
FRPフロントバンパー 3万4000円
スキッドプレート（ブラック） 1万6000円
FRPリアバンパー 3万6000円
ナンバー移動キット 1万5000円
スペアタイヤ移動キット 9000円
スペアタイヤカバー（無地） 3000円
A-Xアルミ製ハーフラックMサイズスーパーワイド 5万8000円
【Interior】
デニムシートカバー 価格未定
リアルカーボンキーケース 4800円
【Engine Tune】
ミニコンショウワガレージオリジナル仕様 2万1200円
リンクスマフラー 5万8000円
【Suspension】
2インチアップキット 15万9000円
強化アーム（F角度･長さ補正/R角度補正） 8万3000円
ショートスタビリンク 4200円
大容量バンプラバー（1台分） 1万5000円
【Tire＆Ｗheel】
レイズ・グラムライツ57JV 5.5J×16
トーヨー・オープンカントリ−MT 195R16
※価格はすべて税別です
ショウワガレージ店長
伊神敬太郎さん
もうすぐコンプリートカーの全パッケージが完成します。様々なオプションでオリジナリティを作れる仕様となっています。さらに、スタビセッティングで今までにないフィーリングを作ることに成功。自然でいながらコーナリング時には、しっかりと踏ん張る。突っ張った感じがなく、ステアリングフィールに悪さをしない味付けを楽しんでください。
問ショウワガレージ
0568-56-2311
http://www.showa-garage.com
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6（2019/12/26）より
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