シンプル意匠にマイナーチェンジ
オフ系路線の新グレードも追加
HONDA/FREED&FREED+
ホンダ/フリード&フリードプラス
2WD=GB5&7系、4WD=GB6&8系 2019年10月マイナーチェンジ
日本の道路事情下で扱いやすいコンパクトサイズながら、スライドドアと3列目まで十分に使える広さを確保した室内空間、多彩なシートアレンジを実現した「ちょうどいい」が受けて人気を博しているフリードは、現行型3年目を迎えても販売好調だ。
そんなフリードがマイナーチェンジ。フロントまわりを精悍で落ち着きのあるシンプルなデザインとするなど、より洗練された外観に変身。
木目調パネルにウォールナット柄を採用して質感の向上を図るなど内外装デザインを刷新したほか、新たにクロスオーバースタイルの「クロスター」を追加。
遊び心と力強さを表現すべく、専用のフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグライト、ルーフレール、アルミホイールを与えたほか、インテリアも専用のプライウッド調パネルや、汚れの目立ちにくいデジタル柄の専用コンビシートを採用してアウトドアの非日常感を表現している。
パワートレーンや足まわりなど走行性能に関する変更は伝えられていないが、下り坂で一定のブレーキ操作により適宜エンジンブレーキがかかり、エンジン回転を適切に保ち、なめらかな走りを実現するというステップダウンシフト制御がホンダのミニバンとして初採用された。
また、全車標準装備のホンダセンシングに新たに後方誤発進抑制機能が追加されたほか、ACCは加減速時にスムーズな走りとなるよう改良されている。
「クロスター」のような新しい個性も加わり、定番人気車のフリードに今後もますます人気を博しそうだ。
HYBRID CROSSTAR・Honda SENSING
HYBRID CROSSTAR・Honda SENSING
コックピットまわりの主要パネルをウォールナット調(写真)のシックな雰囲気とするなど、くつろぎ感を追求した。「クロスター」はプライウッド調という、さらに別の仕様になる。
フリードは3列、プラスは2列。フリードには6人と7人乗りがある。形状は不変だが、シート表皮は一新されている。「クロスター」の表皮は汚れが目立ちにくい特殊パターンだ。
写真はフリード+。荷室のフレキシブルさは抜群で、フロア変更で容量拡大が可能。簡単操作で後席フラット化も実現。
ボディサイドの下に足を入れスライドドアを自動開閉させる、ハンズフリードアをディーラーオプションで追加可能。
下り坂やコーナーなどでシフトダウンせず、スムーズに減速できるブレーキ操作のステップダウンシフト制御機能を新搭載。エンジン回転を保ちつつ、より滑らかにドライビングできる。
スタイルワゴン2019年12月号より