様々なメカをコンピューターで制御する現代のクルマ。その肝となるのが電気であり、ヒューズは電気を安全に流し、漏電故障や火災防止の観点でも欠かせない重要なパーツだ。純正ヒューズは抵抗が強かったり、放電したりと、本来クルマが持っている能力にブレーキを欠けている一面もあるのだが、マジカルヒューズはそんなマイナス面を解消するチューニングパーツ。単純に純正と抜き差しするだけで、通電効率が上がり、無駄な放電やノイズをダウン。アクセルレスポンスが上がり、アイドリングも安定。低速トルクも増し、ライト類もより明るくなり、さらに音質も改善と、その名の通りマジカルな手応えが得られる画期的パーツなのだ。
ヒューズは同じハイエースでも、年式やグレードごとに搭載数や形状が異なる。慣れないとちとややこしいのだが、マジカルヒューズは必要なモノを専用として一括販売するため判りやすい。標準のほかに、さらに能力を高めたブラックver.もありと、好みで選べるゾ!
レーシングドライバー織戸学選手も愛用中!!
日本のレース界を代表する現役ドライバーであり、様々な媒体でも広くその名を知られる織戸選手。マジカルヒューズは、極限を知る織戸選手も絶賛の逸品だ。
平型、ミニ、マイクロと、様々な大きさや形状が1台に混在するが、マジカルヒューズは必要な部品がワンパックに。
通常亜鉛や鉛だけとなる金属部に対し、通電力をあげる、実用新案登録済みの特殊な銀メッキコーティングを施す。
左が製品、右が純正。形は同じだが、威力の違いは歴然。金属部だけの違いで、電流ロスを大きく減らしてくれる。
購入者にはもれなくグッズの特典も。標準とブラックver.では、付属ステッカーが異なる。
HIACEのヒューズBOXはココ
ハイエースの場合、交換箇所は15以上。慣れた人で30分。柄の短いマルチツールなどで作業する。
ヒューズボックスの裏にあるヒューズの仕様を示す図解と、付属の取説を照らし合わせながら作業。
ハイエースの場合は、座席下のエンジンルーム内に2箇所、助手席前の足元奥に1箇所にヒューズボックスがある。それぞれのボックスにいろいろなヒューズが混在するほか、グレードや年式によっても内容が異なる。
マジカルヒューズ
標準版 | ブラックver | |
スターターキット(15 個~) | 1万5000円~ | 2万2500円~ |
フルキット(35 個~) | 3万5000円~ | 5万2500円~ |
単品(1 個) | 1000 円 | 1500 円 |
※販売はセットが基本。セット購入した人のみ、単品購入が可能。
※グレードや年式により必要個数は変わる。
織戸選手のインプレッション
加速感、軽快感、レスポンス走り出しから“チガウ”がわかる!
サーキット移動など、遠征時などで頻繁に利用し、自身もハイエースが大好きという織戸選手。今回愛車に装着したのはより高性能なブラックver.だが、開口一番発したのが「走り出しが全然違うね、コレ!」というもの。想像以上の違いに驚いたそうで「モサ〜とした鈍さがないし、チカラ強さが全然違うね、コレ。じつは86に同じヒューズ付けたことがあるんだけど、そのときより体感する違いが鮮明。なんというか、“目覚めの良い朝”を迎えた感じ。ホント走っていて気持ちいいね」と織戸選手。「クルマがすごく軽くなっている感じ。荷物や人をたくさん乗せるハイエースには、相当威力あると思う。クルマの知識がない人でも、しっかり体感できるヨ、これは」と絶賛だ。
クルマが軽くなった感じ!
レスポンスが良くなる分、アクセルを戻せば必然的に燃費も上昇と経済性も見過ごせない。「とはいっても踏んじゃうよね。違いが歴然だから」と織戸選手。右はマジカルヒューズの棚橋代表。
織戸選手の愛車HIACEは走りも仕事も遊びもOK
織戸選手自慢のハイエースは、約半年かけてじっくりと製作したこだわりのワンオフACE。サーキットへの移動や遠征先での快適性を追究し内装全面を作り変えた1台で、冷蔵庫も搭載するなど、キャンピングカー的要素も盛り込んでいる。製作を担当したのは業界の匠「トイファクトリー」。積載物に応じて変わるフレキシブルなベッドマットやフロントシートが簡単に対面仕様となるなど、シーンに応じて仕様変更できる実用性が第一のクルマだ。“空間を無駄にせず、シンプルに、かつ機能的に”設計したという。カスタマイズ要素も抜け目なく、ホイール&タイヤはヨコハマ、エアロやインパネ、ステアリング類はシルクブレイズ、ダンパーはオーリンズ、ローダウンは玄武でと、主要ポイントを攻略している。
助手席側に格納式のサイドオーニングが備わり、日影を作ることも。作業性も高く、ものの数分でご覧の状態にできる。
織戸選手と童夢共同開発のレースカー「マイクロフォーミュラ」も積載できる広々空間。ベッド位置の変更も自由自在。
1&2列目で対面状態にできるが、注目は1列目。別体で付属する座面を、2列目側に追加するだけで座席状態に。つまり背面が表裏2WAYなのだ。
ホイール&タイヤは、お馴染みのヨコハマ。見映えと実用性に配慮した、グッドバランスな17インチだ。
天井にも収納を確保しており、間接照明も随所に。照明類は手をかざすだけでON&OFFする実用系。
織戸印のスロコンでレスポンスアップ
価格:3万9800円
感度MAX ハイエース用
織戸選手は自身のブランドで様々なオリジナルアイテムも手掛けており、ハイエース用では電子スロットルコントローラーを提案。発進時から低速加速時のレスポンスを改善し、スムーズなフィーリングを味わえる。無駄なアクセルワークも減るため、燃費向上も期待できるのだ。
マックス織戸レーシング
問:MAX ORIDO RACING ☎ 045-595-9728 http://maxorido.com
織戸選手がプロデュースするオリジナルレーシングシュミレーターの販売&体験のほか、ドライビングレッスンや、ときに競技車両の製作等も行うサテライトスポットが横浜にある。グッズの販売も行っているので立ち寄ってみては!? 第三京浜「都筑IC」直近!
コチラのアイテムもチェック!
コールドELスムーサー
価格:1万8800円
クーラント内に追加することで静電気の発生を減らし、燃費を改善する注目の添加剤。同時にパワーアップ効果も期待できるという。
艶出し超撥水コートエリミネーター
価格:5800円
ウエスに吹きかけ、ボディを拭き上げるだけでいいお手軽コート剤。1本でワイドボディ6〜7台分施工可能。効果が約半年も持続する。
上写真 左塗布後 右塗布前
塗布後はボディ表面に発生する静電気も確実に下がる。写真では判りにくいが、箱の中の発泡が塗布しないと壁側に貼り付くが、塗布後はそれがない( 写真右/塗布前、左/塗布後)。空気抵抗も減るため、燃費にも効果がある。
問:マジカルヒューズ ☎ 058-248-5852 https://www.magicalfuse.com
スタイルRV Vol.140 トヨタ ハイエース No.29より
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