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新型ジムニー[JB64W]カスタムの傾向と対策|タイヤ編


新型ジムニー[JB64W]カスタムの傾向と対策


タイヤ編



純正の足でも履けるサイズを知り愛車に合ったタイヤを考えよう


ジムニー用のホイールはサイズが限られているので、選ぶ時はデザイン以外で悩むことは少ないだろう。しかしタイヤは難しい。

純正でも履けるサイズが複数あり、リフトアップやバンパー加工で選択肢はさらに広がる。また銘柄もどんどん増加中。

一体どんなタイヤを選べばいいのだろうか?


銘柄の前に履けるサイズをしっかり把握するのが大事


タイヤ選びで何より重要なのがサイズ。大径タイヤに憧れる人も多いだろうが、モノによってはハミ出たり、バンパーに干渉して履けないこともある。

まずは愛車に履かせられるタイヤサイズを把握するのが第一歩となる。

「インチ数はジムニー純正と同じ16でいいでしょう。シエラは純正が15ですが、対応するタイヤもホイールも少ないため、16に履き替えるのが定番です」。

続いてタイヤ幅&偏平率だが、ジムニーが無加工&リストアップなしで履けるのは(純正サイズを除くと)、185/85と215/70あたり。前者は外径が大きく、これを履くだけで15ミリほど車高が上がる。だがタイヤ幅は純正+10ミリとあまり変わらず、ワイド感を出すには向かない。

「このサイズのタイヤは軒並みLT(小型貨物)規格がベースになっているため、普通のタイヤよりも剛性が高い。

岩場などを走るのに向いていますが、重量もかなりあります。そのため走りも重たく、乗り味は硬くなる傾向です」。

一方で215サイズは、外径は純正比+22ミリとほどほどながら(11ミリ車高アップの計算)、タイヤ幅が純正より40ミリも太いのでワイドな印象。それでいて重量は185より軽く、ゴム質も柔らかめなので、単純に考えると乗り心地的はこちらの方が有利だ。

「もちろん銘柄にもよりますけど。あとは195R16というサイズもあって、それもおそらく純正のまま履けると思います。7月にはオープンカントリーMTにそのサイズが追加されるらしいので、ちょっと楽しみですね」。

またシエラも純正のまま履くなら215/70が有力候補。オバフェンが付いているので225/75も履けそうな気もするが、それだとハンドルを切った時にバンパーに接触する。

「純正15インチホイールのままがいいという人は、BFグッドリッチの215/70R15というタイヤもあります」。




シエラ純正ホイール向け

少しだけ太いお手軽タイヤ

BFグッドリッチ ラジアルT/A 215/70R15



ノーマルジムニーもOK

本命サイズの大径タイヤ

TOYOオープンカントリーR/T 185/85R16


 


〈JB64W JIMNY向けの参考タイヤサイズ〉



































タイヤサイズタイヤ外径タイヤ銘柄例備考
185/85R16約720㎜オープンカントリーR/T、ジオラ

ンダーM/T、デューラーM/T等
純正やチョイアゲ向け。ただし

かなり重い
215/70R16約708㎜オープンカントリーR/T、BFグッ

ドリッチ オールテレーンT/A等
加工なしで履ける。外径はあま

り大きくないがワイド感あり
225/75R16約743㎜オープンカントリーM/T、BFグッ

ドリッチ マッドテレーンT/A等
要バンパー加工。銘柄によりハ

ミ出すリスクも考えられる
6.50R16約767㎜ジオランダーM/T等要バンパー加工&3インチ以上

のリフトアップ推奨

 


〈JB74W JIMNY SIERRA向けの参考タイヤサイズ〉





























タイヤサイズタイヤ外径タイヤ銘柄例備考
215/70R15約682㎜BFグッドリッチ ラジアルT/A等純正15インチホイール対応。外径

はほぼ同等で幅のみ20ミリワイド
215/70R16約708㎜オープンカントリーR/T、BFグッ

ドリッチ オールテレーンT/A等
加工なしで履ける。外径はやや

小さめ
225/75R16約743㎜オープンカントリーM/T、BFグッ

ドリッチ マッドテレーンT/A等
要バンパー加工。ツラ具合はぎ

りぎりハミ出さないくらい

※純正サイズ JB64Wジムニー 175/80R16・JB74Wシエラ 195/80R15


225/75サイズは要加工ハミ出しにもご注意を


前述の通り、大径タイヤを履くとハンドルを切った際にバンパーに当たることもある。そこでその当たる部分を切ったり外したり、バンパー自体を薄型の社外品に換えることで、純正では履けないサイズを履けるようになる。

「リフトアップでもクリアランスを稼げますが、純正バンパーのままではそこまで効果はない。2〜3インチアップ+バンパー交換or加工までやることで、ワンサイズ上のタイヤが履けます」。

それが225/75サイズ(ジムニーもシエラも共通)。ただしジムニーの方はツラ具合がかなり際どく、「銘柄によっては10ミリ以上ハミ出す可能性もあります。例えば4月に追加されたオープンカントリーMTの225/75なら、何とかハミ出し度(9ミリ)内に収まりますが、同サイズのBFグッドリッチ・マッドテレーンだとほぼアウト、といった感じです」。

保安基準的にはおそらくグレーだろう。また225/75は、本来6J〜のホイールに組むサイズだ。現状、ジムニー用としてメインで出回っている5・5Jホイールに組むには少し太すぎる。仮に6Jに組んだとしても、今度はホイールのハミ出しリスクが出てくる。基本はシエラ向けと考えておこう。

最後に銘柄についても少々。ゴツゴツ系タイヤの人気どころとしては、TOYOオープンカントリーのRTやMT、ヨコハマのジオランダーMT、BFグッドリッチのオールテレーンやマッドテレーン等が挙げられる。

「他にはブリヂストンのデューラーMTやダンロップのグラントレックMTなど。どれも甲乙付けがたいですが、バランスがいいと思うのはオープンカントリーRT&MT。程良く迫力があって乗り心地も悪くない。初心者でも抵抗感なく乗れると思います」


装着サンプル1


オープンカントリーM/T 225/75R16

バンパー加工or交換必須のサイズ。16×5.5J+20のホイールに組むと、タイヤの腹が若干ハミ出す。「おそらく9ミリ以内なのでセーフですが、タイヤ幅が太いので、ダートで攻めると内側に干渉するリスクもある。街乗り向きです」。




タイヤの腹がハミ出す際どいツラ具合



JB64WJIMNY


装着サンプル2


ジオランダーM/TG003 6.50R16

タイヤ総幅は182ミリと純正並みに細いが、外径は767ミリと純正より約80ミリも大きい特殊なサイズ。「3インチ以上のガッツリアゲに似合う。細いから内側への干渉リスクは低いし、このタイヤはLT規格なので頑丈。山向きですね」




純正フェンダーでもハミ出す心配はなし



JB64W JIMNY


装着サンプル3


オープンカントリーR/T 215/70R16

ジムニーもシエラも無加工で履ける程良いサイズ。ホイールは16×5.5J-5だが、シエラならご覧の通りハミ出す心配もない。「純正かチョイアゲでサラッと乗りたい人にピッタリ。RTはロードノイズが少なく普段使いに向いてます」




無理なくハミ出さず余裕を持って履ける



JB74W JIMNYSIERRA


装着サンプル4


オープンカントリーM/T 225/75R16

シエラに履かせた場合、ハミ出しは回避できるが、純正バンパーのままだとハンドル全開切りで当たる。「外径が740ミリ強と大きめなので、2〜3インチリフトアップが似合う。またデモカーのホイールは5.5Jですが、本来6Jがベストです」。




ハミ出しはセーフだがハンドル全切りは不可



JB74W JIMNYSIERRA




アドバイザー 奥原正之さん


MASTERPIECE マスターピース

●兵庫県神戸市長田区海運町8-1-4

●☎︎078-731-8585

●http://www.4×4.co.jp

●営業時間:9:00〜19:00

●定休日:祝祭日

四駆ショップとして熟成されたノウハウを持つ老舗。特に足まわり関係に強く、指定整備工場でもある同店の技術力は折り紙付き。今回はアドバイザーとして店長の奥原さんに話を伺った。


ハイパーレブ vol.235 スズキ・ジムニー No.5  2019年5月31日発売号より



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