今までの人生の中で「いただいたクルマ」が4台あります。
「買った」わけではありません。「いただいた」のです。なぜか自動車をいただいてしまうのです。
最初は13年落ちのタウンエース。2000ccのATで、サンルーフ付きのイカした奴でした。バイクを積んで出かけたり、いろいろ楽しみましたが、半年ほど経った頃、元オーナーの実家のクルマが台風で水没。ちょうどそのタイミングでシトロエンのシャンソンのいい新古車が出てきたので、タウンエースはお返ししました。
2台目はなんと「外車」でした
2台目はバイク屋さんの社長から「クルマ要らんか?」と声がけいただいたフォルクスワーゲンのポロでした。2年ほど前にヤフオクで買って、息子さんが乗られていたものです。
「やっぱりクルマは車高下げて太いタイヤにして窓にフィルム貼らなあかんやろ」なんてマシンガントークで話す社長の流派で仕上げられたポロ。車検切れ間近だったのですが、ありがたいことにそのままユーザー車検で通りました。ドアの閉まる音なんかも「さすがドイツ車」という印象でしっかりしていましたが、1年ほど乗った頃にアイドリングしなくなりました……。
「おそらくコンピューターの故障だから、これはきっと修理代高いよ」なんて知り合いのクルマ屋さんに脅されたので、とりあえずそのまま乗ることにしたのです。止まるときは左足ブレーキで、右足は少しだけアクセルを踏んでエンジンが止まらないようにする、というATだからできるけどMTだったら足が三本必要な方法で、車検が切れるまで一年乗りました。
2度あることは3度ある?
3台目は17年落ちのダイハツムーブでした。ターボはついていませんでしたが、ツインカムエンジンに5速MTの組み合わせで、これはなかなか楽しかったです。シフトするたびに車体が「んにっ」と歪むような感じも含めて。
車内も広いし荷物も積めるし、撮影の仕事にも大活躍でした。一年半ほど乗って、それまで少し出ていたエンジンからの異音が酷くなってきた頃、友達からフィアット・バルケッタを安く買わないかという話があって、乗り換えてしまいました。