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クルマのイベントを「仕事として」取材するようになって初めて分かったこと


週末の早朝、満員のJR京葉線(下り)に揺られながら、一路幕張メッセへ…。並走する首都高速湾岸線には、同じ場所を目指していると思しきクルマの群れ。目指すは東京オートサロン。「いつか、自分のクルマを手に入れて東京オートサロンに行くんだ!」。当時はまだ20代の貧乏学生。もう、何十年も前の話しです。


クルマのイベントを「仕事として」取材するようになって初めて分かったこと


時は流れ、平成31年。平日の早朝、比較的空いているJR京葉線(下り)に揺られながら、一路幕張メッセを目指している自分がいます。東京オートサロンをはじめとするクルマ関連のイベントは「待ち遠しいイベント」ではなく、「撮れ高をきっちりと確保しなければならない仕事」へと変わっていました。自分のクルマは所有しているけれど、渋滞を回避して公共交通機関で移動です。


プレスパスはファストパス?


クルマのイベントを「仕事として」取材するようになって初めて分かったこと


仕事として初めてクルマのイベントに赴いたのは、1997年の東京モーターショーだったと記憶しています。以来、数え切れないイベントを取材してきましたが、当初はプレスデー特有の空気感に圧倒された…というより、逃げ出したくなったことを覚えています。テレビや雑誌などで見掛けたことがある「業界の方々」で溢れています。場違いなところに来てしまった…。それが率直な感想でした。しかし、プレスパスのお陰で、これまでは立ち入ることができなかったエリアの取材が許されたり、報道関係者だけが入場できる「プレスデー」に行けたり…。このときばかりは密かにガッツポーズしたことを覚えています。


プレスルームは静かなる戦場だ


クルマのイベントを「仕事として」取材するようになって初めて分かったこと


プレスパスが発給されると、自動的にプレスルームの出入りが許されます。ここがイベント期間内の「前線基地」となるわけです。速報系のメディアのスタッフさんは、ゲートオープンとともにいち早くプレスルームへと赴き、席を確保します。PCをセットしてWi-fiに接続して…。即席編集部の完成です。せっかくイベント会場に来ているのに、トイレと休憩以外はプレスルームから一歩も出ない(正確には出られない)人もけっこういます。


クルマのイベントを「仕事として」取材するようになって初めて分かったこと


その一方で、ダッシュで会場内に向かい、目的のブースを撮影・取材してプレスルームへと「帰還」し、一心不乱に記事を書いているライターさんもたくさんいます。ときどき、挨拶を交わすやりとりがあるくらいで、プレスルームはいたって静か。街の図書館の何ら変わりありません。プレスルームは静かなる戦場なのです。


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