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非力だけど運転が楽しく、そしてなにより安価!ドイツ生まれのユニークなライトウェイトスポーツ、スマート・ロードスター・クーペ


もしクルマを買う際に、乗員数や荷物の積載について何の制約もないとしたら、皆さんはどんなクルマを選びますか?


そんな制約から自由になれることは少ないと思いますが、筆者なら「小さな2人乗りのスポーツカー」を選びます。古今東西、さまざまなコンパクトスポーツカーが生まれてきたことから考えても、いつの時代も人々は身体にフィットするサイズのスポーツカーに惹かれ続けているのでしょう。


2シーターのコンパクトスポーツカーを数多く輩出している国といえば、やはりイギリスが代表的なところではありますが、今回取り上げるクルマは自動車大国・ドイツ生まれ。ドイツでは珍しいコンパクトかつ個性的なスポーツカー、スマート・ロードスター・クーペをご紹介します。


ルーツはイギリスにあり



曲がりくねったカントリーロードを軽快に駆け抜けるためのクルマとして、イギリスでは古くからコンパクトなスポーツカーが人気を博してきました。雨が多い国土にもかかわらず、その多くはオープントップで、簡素な幌しか装備されないクルマも少なくありませんでした。また、価格をできるだけ抑えるために、既存のコンポーネントをそっくりそのまま流用することも珍しいことではなく、オースチン・ヒーレー・スプライトや、ロータス・セブンなどはその典型と言えるでしょう。


そうしてできあがったクルマは、安価で、ハンドリングに優れ、非力なエンジンでもそれを使い切ることができる、運転するのがとことん楽しいライトウェイトスポーツカーたちでした。1960年代から、衝突安全性や排ガス規制が声高に叫ばれるようになる1970年代までの間、イギリスではライトウェイトスポーツカーの黄金期を迎えます。


イギリスのみならず、イタリアや日本でもこのコンセプトは広まり、古くはトヨタ・スポーツ800、最近の例で言えばフィアット・バルケッタなどに引き継がれています。一方ドイツでは、ポルシェ356などは「既存のコンポーネントを与えられた」という点は共通しつつも決して安価なクルマではありませんでしたし、BMW Z3、メルセデス・ベンツSLKなども同じく、「軽量で軽快」というよりは、ロングツーリングも難なくこなす快適性を備えたGT的性質の強いクルマでした。ドイツは、イギリスと比べると曲がりくねった山道が少ないため、アウトバーン性能がより重視されるのは当然のことだったのかもしれません。


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