クラシックカーに限らず、クルマを趣味にしている人の楽しみに一つに「ツーリング」というのがあると思います。筆者のクルマの整備をお願いしている東海自動車の社長から「12月に入ったことだし旬の牡蠣を食いにツーリングにいかない?」という誘いを受け、12月10日に牡蠣ツーリングに参加しました。
元々東海自動車主催のツーリングは社長のプライベートカーのTE27型カローラレビン(いわゆるニイナナです)の長年にわたるレストアが完了し、せっかくだから他のクラシックカーオーナーのお客さんと何かイベントをしようという話から始まった企画で年に数回開催されています。所が生憎、社長のニイナナが完成したのと入れ替えで筆者のセリカLBがレストアに入ってしまったのと、昨年末筆者のセリカLBが完成した後も筆者のスケジュールが合わずで、なかなか参加できないでいたのですが、今回ようやく参加する事ができました。
筆者自身もしばらく体を悪くしてロングドライブができなくなっていた時期もあり、パーティを組んでツーリングというのも随分久しぶりになります。余談ですが、東海自動車の社長は過去にヒストリックカーオンリーのジムカーナも主催していたことがあるそうです。
筆者は長年、昭和48年型セリカLBという本来なら趣味の対象として所有するクルマを、「たとえクラシックカーといえども自分には移動手段の道具でありそれ以上でもそれ以下でもない」と仕事からプライベート、季節、天気問わず使っていたのですが、ふと気づけば年齢と体脂肪に比例するかのように出不精が酷くなると、最低限の用事にしかセリカLBを使わなくなり、クルマの運転という行為を純粋に楽しむだけクルマでどこかに出かけるという「ツーリング」という行為を億劫がるという「GT(グランドツーリング)」というエンブレム掲げたクルマに乗るクルマ好きとして有るまじき堕落したカーライフを送っていました。