クルマのイベント、最近では小さいモノから大きいものまで、たくさんありますね。もしかしたら皆さんもお出かけになったことがあるかもしれません。メーカー主催のようなものから、ショップ主催のもの、車種ごとのコミュニティのオフ会的なイベント。運営も様々ですね。編集部から「込氏が企画するならどんなイベントしますか?それについて書いてください」と言われました。取材したり参加したりするくらいだと思っていたもので、少し考えてみました。今回はそんなお話をしたいと思っています。
「地方の魅力を堪能するイベント」「道の駅の魅力のようなものを積極的に探しに行くようなイベント」なんていうのはいかがでしょうか?前にもお話したかもしれませんが、クルマのイベントには「出かける口実」が含まれていた方がよいと思うのです。
愛車を買ったら、出かけたくなるでしょう。しかし、「ただ出かける」と言ってもどこに行こうか少し悩みますね。そんな迷いに対する回答をイベントが持っていたら、カーライフは楽しいものになるでしょう。
最近は地方に行く機会も増え、日本にはまだまだクルマで出かけたらいいような場所がたくさんあることに気づかされます。そしてその地方の名所、名産、名物といった人間が作り上げたもの以外にも、「その季節、その時間、その場所にいたから感じるもの」。例えば朝陽や夕日がきれいだった。風が気持ちよかった。この辺りを通ると対外雨が降っている。といった知識で頭に叩き込んでおけること以外に、「私たち自身が行ってみたからこそ感じとることができること」そういうものに触れる機会を、クルマを介して実現する。何かそういう要素、そういう視点でイベントを開催できないだろうかというのは、しばしば感じるのです。
ネットで調べたら、ほとんどのことはグーグル先生が教えてくれます。それでほとんどのことはわかったつもりになってはいないでしょうか?99%の事はわかるかもしれません。しかし残り1%のことを知らないのは、そもそも「本質とは何か」ということの99%をわかっていないようなものなんじゃないか、とすら思うわけです。