現在は車の燃費性能や環境性能はどのメーカーも力を入れており、一昔前の車と比べると近年の新型車の燃費性能や環境性能は飛躍的に向上しているといえるでしょう。しかし、それでも車種によって燃費性能には差があるのが現状です。
ここでは、マツダ3セダンの燃費についてご紹介します。
- マツダ3セダンのWLTCモードカタログ燃費・実燃費はこちら
パワーユニット 駆動方式 カタログ燃費(km/L) 実燃費(km/L) e-SKYACTIV G 2.0 2WD 16.7 15.7 SKYACTIV-D1.8 21.5 - - ライバルであるトヨタ「カローラ」のハイブリッド車の燃費には後れを取っている
- 不快な音のみを排した静かな室内空間、疲れにくく安定した乗り心地を実現
マツダ3セダンの燃費の特徴
マツダ3セダンには、力強い走りと低燃費を実現するマツダならではの1.8Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D1.8」、そしてマツダらしい心地よい走りを実現する2.0L直噴ガソリンエンジンにマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせた、「e-SKYACTIV G 2.0」の2種類のパワーユニットが設定されています。
また、マツダ3セダンは全車にアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」と、ドライバーの運転を評価し、燃料の消費を抑えるエコドライブを実現できるようにサポートする「i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)」を標準装備しているなど、さまざまな面から低燃費を実現するように工夫されています。
マツダ3セダンのカタログ燃費
マツダ3セダンのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。駆動方式は2WDのみで、ファストバックに設定のある4WDの設定はありません。
パワーユニット | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
e-SKYACTIV G 2.0 | 2WD | 16.7 |
SKYACTIV-D1.8 | 21.5 |
マツダ3セダンの実燃費
マツダ3セダンに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、マツダ3セダンの実燃費(2024年3月27日時点)は、以下のとおりです。
パワーユニット | 駆動方式 | 実燃費(km/L) |
---|---|---|
e-SKYACTIV G 2.0 | 2WD | 15.7 |
SKYACTIV-D1.8 | - |
カタログ燃費と実燃費のあいだに差は見られるもののそれほど極端な数値ではなく、差は小さい部類に入るといえるでしょう。
マツダ3セダンとライバル車のカタログ燃費を比較
マツダ3セダンのライバル車としては、トヨタ「カローラ」が挙げられます。ここでは、マツダ3セダンとカローラのカタログ燃費を比較してみましょう。
トヨタ「カローラ」
グローバル市場で抜群の知名度と人気を誇るトヨタ「カローラ」。2019年9月に登場した現行型はTNGAプラットフォームを採用し走りの質感を向上させつつ、グローバルモデルよりもサイズの小さい国内専用設計とすることで取り回しのしやすさを確保しています。
カローラのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
ガソリン車
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X | 2WD | 19.4 |
G | ||
W×B | 18.1 |
ハイブリッド車
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X | 2WD | 30.2 |
E-Four | 28.1 | |
G | 2WD | 30.2 |
E-Four | 28.1 | |
W×B | 2WD | 27.9 |
E-Four | 25.3 |
カローラのハイブリッド車の燃費は、マツダ3セダンを圧倒しています。
マツダ3セダンの乗り心地
乗り心地も忘れてはならない車選びの際のチェックポイントです。ここではマツダ3セダンの乗り心地を確認してみましょう。
磨き上げられた静粛性能
マツダはドライバーが運転に集中でき乗員全員がリラックスできる環境を実現するため、ただ静かにするだけではなく、人間特性に基づいて不快に思える音のみを徹底的に排除し、そのうえで心地よさを感じるエンジンサウンドや運転にとって必要なロードノイズなどをドライバー、乗員に提供することにこだわっています。
また、マツダ3セダンでは遮音性を高めるため、さまざまな穴をふさぐように部品が組み合わさる設計をするとともに、遮音性に大きく関わるフロアカーペットの穴の数を減らして遮音性を確保しています。
車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」が実現する安定した乗り心地
車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」は人間の歩行状態を移動における理想状態とし、これを車づくりに応用したもので、ボディやシャシー、タイヤ、シートを有機的に連動させることによりシートに着座したときに乗員の頭部の動きを安定させ、長時間の移動でも疲れにくく安定した乗り心地を実現しています。
優れた燃費性能と快適な乗り心地を備えたマツダ3セダン
マツダ3セダンは欧州Cセグメントに属するモデルですが、Cセグメントは非常にライバル車が多く日本のみならず海外のメーカーの主力車種が集うクラスです。
最新の技術を駆使し、低燃費や快適な乗り心地を実現するマツダ3セダンは競争の激しい欧州Cセグメントにおいても十分に戦える、高いポテンシャルを持ったモデルであるといえるでしょう。
よくある質問
Q1:マツダ3セダンのカタログ燃費はどのくらい?
A:マツダ3セダンには「e-SKYACTIV G 2.0」と「SKYACTIV-D1.8」の2種類のパワートレインがありますが、駆動方式はいずれも2WDのみです。WLTCモードカタログ燃費は「e-SKYACTIV G 2.0」が16.7km/L、「SKYACTIV-D1.8」が21.5km/Lを実現しています。
Q2:マツダ3セダンのカタログ燃費をライバル車と比較すると?
A:マツダ3セダンのライバル車であるトヨタ「カローラ」との比較では、カローラのハイブリッド車がマツダ3セダンよりもかなりの低燃費を実現しています。
※この記事は2024年3月時点の情報で制作しています