ざっくり、こんなバス
- 横浜発便は、東京・浜松町経由で毎日運行中!
- 乗務員2名、安心のツーマン運行!
- 横浜~弘前まで約10時間の旅!
横浜駅東口ターミナルから弘前に向けて出発!
神奈川県の横浜駅から青森県の弘前駅まで、弘南バスの夜行バス「ノクターン号」に乗車しました。北海道の人気番組『水曜どうでしょう』のバス旅企画「サイコロ6」にも登場し、“東日本の女王”と呼ばれていたバスです!
横浜発の「ノクターン号」は毎日1便運行中。関東からぐんぐん北上し、東北の端まで走る約10時間のルートです。東京・浜松町バスターミナルを経由し、弘前駅に到着。その後、終点の五所川原駅前まで運行しています。
まずはJR横浜駅から横浜駅東口ターミナルまで向かいましょう。
JRの改札口を出たら「東口」方面に進みます。直進すると、突き当たりに横浜駅東口地下街「ポルタ」があるので、そのままエスカレーター&階段を降りていきます。
地下街に降り、そのまま直進するとバスターミナルにつながる広場に出ます。
奥に向かう階段を上がりましょう。
弘前・五所川原方面は「17番乗り場」より発車します。発着所のある「バスのりばC」に向かいます。
乗り場周辺にはベンチや自動販売機がありますが、先ほど通過してきた「ポルタ」には22~23時台まで営業しているカフェや飲食店がたくさんあるので、出発までに食事を済ませるのもよいですね。
横浜駅の出発時間は21:30です。発車時刻の10分前にバスが到着しました!
チケットの控えを見せてバスの車内へ。大きい荷物はトランクに入れてもらえるため、運転士さんに預けます。
弘前駅到着の予定時刻は翌朝7:15。バスの車内にはトイレがあり、途中1~2回トイレ休憩もありますが(運行状況により回数は異なる)、なにしろ行き先は東北。長時間乗車になりますから、気になる方は乗車前にトイレを済ませておきましょう。
3列独立シート+座席カーテンで個室感は万全!
バスの車内は3列独立シートで、進行方向に対し右側の通路が少し広めになっています。
車内中央のあたりに、一段低くなる形でトイレが設置されています。
背もたれの長い独立シートには、ブランケットが備え付けられています。
フットレストにはスリッパが。高速バスで用意されるスリッパは使い捨てタイプが一般的ですが、このようなビニールタイプなら、休憩時にあわてて靴を履き替えなくても外に出られるので便利!
正面には荷物掛けが設置され、ネットの中にはエチケット袋が用意されています。
正面右下にはドリンクホルダーも用意してありました。また肘掛けの下にはコンセントがあるので、移動しながらスマホの充電が可能です!
シートを倒すときに使うレバーの位置が、目の前のわかりやすいところに表示されています。ちなみに、レッグレストを先に降ろしてしまうと、スペースの関係上フットレストが倒れないので、まずは靴を脱いでフットレストをオン。次にレッグレストを降ろして足を伸ばす……という順序でどうぞ!
頭上には荷物棚と、自分で調節できるエアコンの送風口、読書灯が用意されています。
左右の窓側席に付いている仕切りカーテンを閉めると、プライバシーもしっかり確保できます。窓には外からの光と冷気を遮る厚手のカーテンも。座席の周囲がこうして囲まれていると睡眠の質が変わります!
定刻に出発。国見SA&紫波SAで2回の休憩
定刻どおり21:30に横浜駅を出発。22:15に浜松町バスターミナルでいったん停車した後は、バスはいよいよ東北方面へ出発。予定到着時刻などの車内アナウンスが流れた後、車内は完全消灯となりました。
「ノクターン号」は足元灯が比較的明るいので、途中でトイレに行く時も安心。もし「光に敏感……」という人は、アイマスクを持参するとさらに熟睡できるかもしれません。
2:10頃、最初の休憩地である福島県・国見SAに到着しました。飲み物や軽食はここで購入できます。
出発後は、足を伸ばして眠れる心地よいシートのおかげで、車内でぐっすり眠れました。次にトイレ休憩に立ち寄ったのは4:45頃。岩手県の紫波SAです。
足もとには雪が! 東北に来たワクワクを実感する瞬間です。休憩時間が終わるまで、寒い中にも関わらず乗務員さんがバスの外で待っていてくれていました。こういう心遣いが安心感につながります!
バスに戻った後、また少しウトウトと眠りについたところ、「まもなく弘前バスターミナルに到着します」という車内アナウンスでハッと目が覚めました。眠い目をこすりながら、下車の準備をします。
7:15の予定時刻よりも少し早い、7:00ちょうどに弘前バスターミナルに到着しました。
まとめ
今回、横浜~弘前という長距離を利用する、と考えたとき「時間も長いし、眠れなかったらどうしよう……」と不安だったのですが、まったくの取り越し苦労でぐっすり眠れました。
新幹線の片道料金以下の価格で往復できるうえ、眠っている間に弘前に着いてしまう便利さは病みつきになりそうです! 東北が身近になる「ノクターン号」、ぜひ体験してみてください!
(木内アキ)