ざっくり、こんなバス
- 電車や新幹線よりお得で、乗り換えなしで目的地まで行ける
- 電源は足元にあり
- Wi-Fi・トイレつき
目次
上州ゆめぐり号の設備を紹介
上州ゆめぐり号の設備を紹介していきますね。
シート配置は4列です。正面から向かって右手後方にトイレがありますよ。
私の座席は7Dで、後方の窓際席です。座席前方にはテーブルにドリンクホルダーがついており、網ポケットにはWi-Fi接続用の説明書が入っていましたよ。
足元は、フットレストなしのシンプルな作りです。コンセントがあるので、スマホの充電ができますよ。
なお、今回は2号車を利用したため、上記で紹介したのは標準的な一般車両です。
設備に大きな違いはありませんが、上州ゆめぐり号は基本的に40席・大型パウダールーム装備のハイデッカー車両で運行しています。シートや車内の雰囲気は以下の通りです。
上州ゆめぐり号の乗車体験記
ここからは、上州ゆめぐり号でバス旅する様子を紹介していきますね。
上州ゆめぐり号は東京駅・バスタ新宿・練馬駅を出発した後に関越道を走行し、伊香保温泉や長野原草津口駅を経由しながら草津温泉バスターミナルに向かいます。私はバスタ新宿から乗車し、終点の草津温泉で下車することに。C8乗り場に向かい、バスの到着を待ちます。
バスは、定刻の8:05にバスタ新宿を出発しました。道中、埼玉県児玉郡の上里SAで20分の休憩があるので、是非ともご当地グルメを探してみたいところです。
関越道の渋滞により、バスは定刻より約25分遅れで上里SAに到着しました。こちらでは埼玉の銘柄豚である「姫豚」を使った料理屋や「上里小麦」を使用したメニューが楽しめるようですよ。
SA内で、上里SA(下り)限定の軽食「こむぎっち焼き」を発見! ここでしか味わえないとなると、つい食べたくなってしまうのが人の常ではないでしょうか。上里産小麦をカリッと焼き上げ、甘さ控えめのあんこを挟んだ「こむぎっち焼き」は、程よいボリューム感でおやつにぴったり!
上里SAを出た後は、渋川伊香保ICから一般道を走行し、温泉地へ向かいます。伊香保温泉から終点の草津温泉までは、手元の降車ボタンを鳴らしてから降りてくださいね。
上州ゆめぐり号は、定刻より約30分遅れて草津温泉バスターミナルに到着しました。道路状況に影響されることもありますが、乗り換えを気にすることなく目的地まで行ける高速バスはとても便利! 伊香保温泉や草津温泉に行く際には、また利用したいと感じました。
鉄道と高速バスの料金&所要時間を比較!
公共交通機関で東京都内~草津温泉間を移動するなら、高速バスが一番便利だと耳にしたことがあります。そこで新宿駅~草津温泉間を移動する想定で調べ、表にまとめてみました。結果は以下の通りです。
乗車時間 | 乗り換え回数 | 料金 | |
---|---|---|---|
JR+路線バス | 約4時間20分 | 3回 | 3,790円 |
JR有料特急+路線バス | 約3時間15分 | 3回 | 6,080円 |
新幹線+路線バス | 約3時間 | 4回 | 7,670円 |
高速バス | 約4時間 | なし | 2,700円~ |
※2024年3月現在
※特急列車は通常期・指定席の料金
電車を利用する場合、長野原草津口駅で路線バスへの乗り換えが必須です。JRバス関東HPで路線バスの時刻を確認すると、草津温泉行・長野原草津口行ともにバスは1時間に1本程度といったところ。
特急列車に乗れば乗車時間自体は高速バスよりは短いのがメリットですが、乗り換えが複数回あります。電車旅にこだわりがないのであれば、目的地まで乗り換えなしで行けて料金もお手頃な高速バスが便利そうですよ。
以上、草津温泉のアクセスや上州ゆめぐり号について紹介しました。東京都内から伊香保温泉・草津温泉に旅行する予定がある方は、この情報を参考にしてみてくださいね。
JRバス関東のバス便
※取材協力:JRバス関東
(為平千寿香)