ざっくり、こんな記事
- 人気の格安夜行バス
- 事前にリクライニングしているシートが嬉しい!
- 希望者にはマスクとフェイスシールドを配布
KBライナーの設備紹介! 全席USBポートあり
KBライナーのことがさくっと知りたい方は、動画をご覧ください。
以下では、さらに詳しく車内の様子を紹介しています。
乗車記はこちら【秋田~新宿の乗車記】20:30 秋田駅東口の高速バス乗り場から出発
KBライナーは観光バススタイルのシンプルな4列シートです。横4列×縦12列、最後尾は5列となっているので、全49席。数字だけ見ると、結構な数ですよね。でも、窮屈と感じない様々な工夫がされていました。
シートは片側2席が繋がっていて、ひじ掛けは通路側のみ。通路側のひじ掛けは上にあげることができるので、出入りが楽です。
感動したのが、最初から全シートを少しリクライニングしてあったこと。私のようにシャイな人間は、後ろの人に声をかけるのも勇気がいるのですが、これなら安心! 私のようなシャイな人間でも(しつこい)ゆっくり寛げます。
大きな荷物は乗車前にトランクスペースに預け、貴重品と手荷物を持って乗車しました。手荷物はシート上の棚へ。しっかりしたゴムが荷物を支えてくれるので、落下の心配もありません。最小限必要なものだけ持って、シートに座ります。
足元はゆったり。前の座席の下にスペースがあるので、足を伸ばして座ることも可能。飛行機のエコノミーシートと同じくらいに感じました。既にリクライニングされているので、座ってすぐに体がリラックスします。
シートの横にはリクライニングスイッチとUSBポート。
シートの上には読書灯と調整可能な空調の吹き出し口。
車内はとてもシンプルな装備ですが、必要なものはすべて揃っています。
以前はブランケットのサービスもありましたが、コロナ禍で今は希望者にだけ貸し出ししているそうです。寒いと感じたら、遠慮しないで乗務員さんに伝えてくださいね。乗務員さんは2人。交代しながら運転します。
車内にトイレはありません。でも、大体2時間ごとにトイレ休憩を取ります、と最初にアナウンスがありました。また、走行中にどうしてもトイレに行きたくなってしまった場合も、言ってくれれば対応します、とのこと。これを聞いてホッとしました。
【秋田~新宿の乗車記】20:30 秋田駅東口の高速バス乗り場から出発
KBライナーの乗り場は秋田駅東口から歩いて5分ほど。秋田駅中央改札を出たら、左へ進むと東口です。
1階へ降りると目の前には大きなバスロータリー。ただし、高速バス乗り場はここではありません。駅を背にロータリーの左側を進んでいき、5番乗り場を越えて最初の交差点を左折。
駅東駐車場に沿って進み、100メートルほど行った先にある自動販売機の前を左折。
30メートルほど進んだ所に、高速バスの看板が並んだ乗り場があります。
高速バス乗り場周辺にはトイレがないので、駅でトイレを済ませてきてくださいね。
出発の10分前にはバスがやってきました。
受付と検温をし、スーツケースを預けたら、いざ乗車! 入口の横に貼ってあった座席表を見ると満席! 確かに多くの人がバスを待っていました。なんと秋田から35人が乗車です。
コロナ対策グッズ配布と全消灯で朝までぐっすり
出発前にはマスクとフェイスシールドが希望者に配布されました。せっかくなので、私も両方いただきました。
出発すると前方のカーテンも閉まるので、前からの光も入ってきません。アナウンスが終わると照明は予備灯へと変わり、眠る体勢に入ります。
この日、秋田自動車道が工事で通行止め区間があるということで、途中一般道を走りますとアナウンスがありました。安眠対策で車内に光が入らないよう、窓のカーテンはしっかりと止められているので、外を見られず、どこを走っているのかさっぱりわからなかったのですが、高速も一般道もわからないくらい快適な走りでした。
23:20、盛岡駅西口のバスターミナルで新たに乗客を乗せ、車内は満席に。その後、定時の23:30に盛岡駅を出発。一般道も走ったのに、ほとんど遅れがないのが凄い!
盛岡駅を出発し東北自動車道に乗ると、照明は予備灯から全消灯へとなります。前のカーテンも閉めているので、車内はほぼ真っ暗! これで、ぐっすり眠れました。
トイレ休憩は約2時間ごとに
トイレ休憩は2時間おきに15分。最初のトイレ休憩は盛岡駅へと向かう途中の「道の駅 雫石あねっこ」。ここでやっと一般道を走っていたのだと気づいたくらい、バスの走りはスムーズでした。雨が酷かったので、大急ぎでトイレに行き、バスへと戻りました。
その後は、盛岡から東北道に乗り、1:30に宮城県黒川郡の鶴巣パーキングエリア、3:25に福島県郡山市の安積パーキングエリア、5:30に埼玉県羽生市の羽生パーキングエリアと、トイレ休憩は全部で4回。
パーキングエリアは敷地がコンパクトなので、バスからトイレまでが近くて便利ですね。
秋田や雫石では雨が降っていましたが、安積パーキングエリアでは星空が、羽生パーキングエリアではきれいな朝焼けを見られました。
元気いっぱいで新宿到着! 人気なのも納得!
6:50に青空のバスタ新宿へ到着。バスを降りてエレベーターをひとつ降りるだけでJRの乗り場です。
JR新宿南改札に近い「ベーカリー&レストラン 沢村」で、おいしいモーニングを食べるのを楽しみにしていたのですが、コロナ禍でモーニングは休止中。残念!
でも、どこかに寄り道して帰ろうと思うくらい、体も頭も元気でした。
乗車前は、トイレなしの4列シートで10時間以上ということに、正直ちょっぴり不安を感じていましたが、実際に利用したら思っていた以上に快適でした!
東京~秋田間を新幹線で移動すると18,020円(2022年11月調べ/指定席・通常期)、KBライナーなら日によっては3,800円という日も! 新幹線の1/4以下の値段は魅力的ですよね。満席だったのも納得です。
KBライナー(秋田・盛岡~新宿)のバス便
(さとちん)