ざっくり、こんな観光
- 絶対人気の牡蠣小屋! 初心者でもおいしく食べるコツとは?
- 360°カメラ「THETA(シータ)」で松島湾を撮影してみた
- 「松島観光遊覧船良良(いい)っちゃチケット」は3つの松島名物が楽しめる!
松島観光の後編では、牡蠣小屋や松島湾の観光遊覧船を体験!
おすすめの牡蠣食べ放題、カキカレーパンなど美味しいグルメを紹介します。
さらに、3つの松島名物を楽しめる「松島観光遊覧船良良(いい)っちゃチケット」を利用して、遊覧船で松島湾の絶景を楽しみました。
多い人は145個も! 牡蠣小屋で宮城県産の牡蠣が堪能
松島観光で人気の観光スポットのひとつに挙げられるのが「牡蠣小屋」。
牡蠣といえば広島県の名産と思われがちですが、生牡蠣だけに絞ると出荷量日本一はこの宮城県。
広島産と比べると、やや小ぶりが特徴の宮城県産の牡蠣は、そのぶん身が締まっていて、味においても最高の呼び声が高い。
そんな宮城県産牡蠣の食べ放題が楽しめる「松島観光協会かき小屋」で、季節のグルメを満喫します。
普段から殻付きの牡蠣を食べている人はあまりいませんよね。
そんなあなたでも大丈夫。初心者でも簡単に牡蠣を食べられるコツを、お店のスタッフ(元気なおばさん)が焼き上がるまでの時間を利用してしっかりレクチャーしてくれます。
まずは必要な3つのツールの紹介。
・軍手手袋
・ナイフ
・お皿
牡蠣は堅い殻に覆われている上、焼きたてはとても熱いので手を守るために利き手と反対の手(ナイフを使わない方の手)に軍手をはめます。
はじめての人が1番むずかしいポイントがココ。
牡蠣にナイフを入れて殻を開ける時、殻の境目はパッと見ただけではとてもわかりにくいのですが、かき小屋のスタッフが「ナイフをつかってコンコンと突いていくと、境目が口を開けるから」と、プロフェッショナルの技を伝授してくれました。
これができれば、あなたも今日から牡蠣マスターの仲間入りです。
でも、やってみると意外に簡単に牡蠣を開くことができますのでご安心ください。
こんな風に簡単に牡蠣を開けているのは、福島県から家族でやってきた娘さん。かき小屋は今回で2回目、というビギナーさんなのにこの腕前です。
フタを開けるとさらに牡蠣の香りが外へ解放されて、早く殻を開けたくてうずうず。
牡蠣の中に火がしっかり通って美味しく焼き上がったタイミングは、お店の方が教えてくれます。
それまではあとちょっと辛抱を。
まずは熱いので、トングでお皿へ移してひとつひとつ丁寧に殻を開けていただきます。
大きさも個体差がありますが、小さな牡蠣でも身がしまり旨味がたっぷり詰まっているのが、宮城県産牡蠣の特徴。
コースは、予約者だけの限定「牡蠣めしセットコース」がオススメです。
牡蠣めしセットコースは、事前予約した人だけが選べる牡蠣めしと牡蠣汁がついたセットです。美味しい牡蠣でもずっと食べ続けていると、ちょっと口休めが欲しくなります。
そのタイミングで注文すると、熱々の牡蠣めしと牡蠣汁がテーブルに運ばれてくるのです。不思議な事に牡蠣めしを食べると、目の前の焼き牡蠣がまたさらに美味しく感じられてしまいます。
お店の方オススメのアレンジがこちらのレモン!
焼きたての牡蠣にレモンを搾ると、柑橘系の酸味が牡蠣の甘みをより一層引き立てて、さらに食欲がすすみます。牡蠣めしセットコースは予約制ですが、レモンの追加(100円)はいつでもOKです。
食べ放題50分って短いような気がしていましたが、なかなかどうして、これまでの人生で食べた牡蠣の数をわずか1時間足らずで食べてしまったような気になりました。
これまでに1番たくさん食べたお客さんは、143個を平らげた女性。
さて、この記録に挑戦してみませんか?
今回は「お一人さま」で参加しましたが、テーブルを囲むと自然とみんなが仲間になって、食事を楽しむことができました。
なので、お一人様でも大丈夫! ぜひかき小屋で松島の旬の味を満喫しましょう。
松島観光協会かき小屋
宮城県宮城郡松島町松島東浜12-1 Google Map
0120-733-530(受付時間9:00〜16:00)
営業時間:10:45〜当日店頭受付分の終了まで 営業期間:10月〜3月
予約かき飯セットAコース(50分)大人3,200円、小学生 1,600円
Bコース(40分・予約不可)大人 2,200円、小学生1,100円
Webサイト
※当日予約なしでも食べられますが、週末や連休は2時間待ちになることも。予定が決まったらすぐのご予約をおすすめします。
海から眺める日本三景「松島湾」
松島湾に浮かぶ島々を陸から眺めるのはとても美しいです。
でも海から見ると、きっと陸とはまた違った景観に出会えるのでは? と思い、松島観光遊覧船に乗船してみました。
松島湾を巡る観光遊覧船を運航する丸文松島汽船では、3つの松島名物を楽しめる「松島観光遊覧船良良(いい)っちゃチケット」を販売しています。
乗る(遊覧船)・食べる(焼き牡蠣)・笹かまぼこ手焼き体験の3つがついて、乗船券とおなじ1,500円という特別企画です。
9時から15時まで毎時00分に出港する観光遊覧船の乗船30分前までに予約すると、この3点がもれなくセットでついてくるお得なチケット。
湾内一周は約50分のクルージング、海からしか見られない島の素顔に出会えるのがこの遊覧船の魅力です。
松島湾には260を数える島があり、それぞれ名前がつけられているのが特徴です。
おなじ松島湾に浮かぶ島にもそれぞれ個性的な顔があり、見ているだけ飽きることがありません。
松島湾の沖合にある「仁王島」はベレー帽をかぶった人の姿のように見え、遊覧船に乗船した観光客から1番の人気を集めています。
船内の売店で販売されているガイドブックは、現在の島の姿と震災以前の島の姿が写真で紹介されていて、貴重な資料ともいえる内容です。
購入すると乗船した日付のスタンプを押印してくれるので、旅の記念と自分へのお土産にもなります。
360°カメラで撮影した海からの松島湾。
この景観を楽しめるのは松島観光遊覧船だけ! 松島湾をひとり占めできる体験です。
松島湾を一望!Spherical Image - RICOH THETA
丸文松島汽船株式会社
食べ歩きに嬉しい! 松島プチグルメの旅
「松島観光遊覧船良良(いい)っちゃチケット」を利用して、笹かまぼこの手焼き体験と焼き牡蠣をいただきに行きます!
「松かま総本店」で笹かまぼこの手焼き体験
松島観光遊覧船のりばに近い「松かま総本店」で、チケットと真っ白な笹かまぼこを交換したら、お店の奥にあるテーブルの電熱器を使って炙ります。
ちょっと気を抜くと焦げてしまうので、焼き上がり時は要注意!?
「竹雀庵」で焼き牡蠣
熱々の焼き牡蠣は、伊達政宗記念館とおなじエリア内にある「竹雀庵」でいただけます。
「松島観光遊覧船良良っちゃチケット」の予約は丸文松島汽船まで(上記、観光遊覧船とおなじです)。
「パンセ」でカキカレーパン
最後に紹介するのは、松島海岸まで乗車した空港路線バスのガイド、渡辺加奈子さんがイチオシするPensee(パンセ)の「カキカレーパン」。
すでにテレビなどでも紹介されていて、地元でも人気のお店です、揚げたてのパンの中には牡蠣が詰まっていて、カレーのほどよいスパイシーさが絡み合って絶妙のハーモニーを奏でます。
観光遊覧船乗り場からすぐなので、ぜひとも立ち寄ってほしいお店です。
Pensee(パンセ) 松島店
松島は牡蠣をはじめ、新鮮な海産物が豊富なところ。
町を歩くといたるところに「海鮮丼」「焼きガキ」などの看板や暖簾がひしめき合っているほどです。
松島海岸周辺は往復するだけなら1時間ほどで歩くことができる距離ですが、ここで紹介しきれなかった瑞巌寺や円通院などの神社仏閣や記念館・資料館など、食事処もたくさんあります。
1泊2日ではすべて周りきれない、食べきれない魅力あるエリアでした。今度は家族とまた来ます!