2021年12月時点で、新型コロナウィルス感染拡大防止対策として、ブランケットの貸出とアメニティの配布が中止されていますが、そのほかの運行サービスに変更はありません。
ざっくり、こんな記事
- 4列シートなのにフットレストつきでゆったりリラックス
- 神戸から東京へ! 約10時間の旅
- 車内設備から休憩時にバスを見つけやすい工夫まで写真でご紹介
縦10列のリラックス4列シートに乗車!
今回乗車するのは、杉崎高速バス・リラックス4列シート! 4列だけど座席はゆったりめです。東京・横浜~大阪・神戸を結ぶ路線に乗車します。
車内の座席は横4列×縦10列です。前方右側の最前列2席が乗務員席となるため、乗客用のシートは全部で38席。トイレ設備はありません。車内は木目調の床にダークグレーのシートと落ち着く色調。
なお高速バスによっては、当日まで座席がわからないことがありますが、杉崎高速バス公式サイトでは300円~1,000円ほどのプラス料金で座席指定が可能。「降りる時便利な前方の席がいい」「ゆっくり眠れる後方の席がいい」など、席の好みがある場合に便利です。
また、1名で2席利用できるダブルシートプランも販売しています。
リクライニングは全部倒すと135度とゆったりめ。
シート周りはフットレスト・USBポート・ドリンクホルダーや読書灯などを完備。Wi-Fiはありません。
※2021年12月現在、ブランケットの貸出とアメニティの配布を中止しています
関西の始発は20:45神戸三宮発!
今回の乗車は関西側の始発バス停となる神戸三宮から。乗車時刻10分前に「神戸三宮駅西口<高速バス待合所PMPTビル2F>」へ集合します。
ちなみにPMPTビルを利用する際の注意点を1つ。待合所は2Fなのですが、こちらのビルのトイレは3F。しかもビル全体で個室が2つと少なめなのです。なので「バスの乗車直前にトイレに行こう」という場合は、ちょっと早めに行くか、待合所に行く前に駅のトイレなどに寄っておく方が手っ取り早いことがありますよ。
さて、待合所で待っているとバス出発の10分前にスタッフのアナウンスが入ります。案内スタッフも呼びにきてくれるので、そのまま案内してもらってバス停まで移動しますよ。PMPTビルからバス停までは歩いて3分ほど。
ちなみに先にも述べた通り、杉崎高速バスの車内のドリンクホルダーは前座席の背面。つまり前座席がリクライニングすると、ドリンクホルダーも傾いてきます。こういう時はストローつきの飲物が便利!
バスは神戸三宮→難波→大阪梅田の順に停車。取材当日は道路状況がとてもスムーズで、難波バス停の到着前には時間調整のために途中停車、大阪梅田のバス停である梅田モータープールでトイレ休憩など、ゆとりのある走行スケジュールでした。
大阪梅田を出発後は、休憩場所や大まかなスケジュールなどの車内アナウンスがあり、その後消灯されます。
SA・PAのトイレ休憩では車を見つけやすい工夫も
杉崎高速バスのリラックス4列はトイレなし車両。深夜のトイレ休憩は約2時間ごとに全部で3回あります。休憩時は眠っている乗客のために車内アナウンスはなく、室内灯の点灯と前方カーテンのオープンが合図。
休憩時には、夜のSA・PAでもバスを見つけやすいような工夫あり。バスフロントの端っこに、赤く点滅する非常灯の棒が置かれるのです。これは遠目にもわかりやすくて便利! 車内前方はカーテンで仕切られるので、車内の乗客が明るくて困るなんてこともありません。
休憩場所は土山SA・NEOPASA浜松・EXPASA足柄。休憩時間はおおよそ15~20分ずつです。出発時刻には、乗務員さんが車内を歩いて人数を確認してくれます。
6:54に終点「東京駅鍛冶橋駐車場」へ到着!
バスは横浜駅YCATに6:05に停車した後、6:54に終点の東京駅鍛冶橋駐車場へ。どちらもターミナル駅スグの便利なバス停です。
この日は晴天! 清々しい気分でバスを降りました。
杉崎高速バスのリラックス4列シートは、名前の通り乗客のリラックスを重視した高速バス。フットレストがあり、足元空間がゆったりとし、リクライニングもしっかりめに倒れてくれます。
関東~関西間を移動するのに、できればお値段は押さえたい、でもバス車内で身体があんまり疲れるのも困る…そんな時にはぜひおすすめです!
リラックス4列シートの運行情報
(陽月よつか)