目次
流星号の車内の様子は……
乗車は19:30 神戸三宮高架商店街前から
休憩は2~3回 神戸三宮から乗車すると1回増えることも
6:15の定刻より少し早めに秋葉原へ到着!
東京・千葉~京都・大阪・神戸を結ぶ4列シート夜行バス・流星号!
今回のご紹介は、軽井沢バスが運行する4列スタンダードシートの夜行バス「流星号」!
軽井沢バスの運行といってもバスは長野を通るわけではなく、路線は「関東~名古屋」「関東~関西」の2路線。今回はそのうち、関東(千葉・東京)~関西(滋賀・京都・大阪・神戸)の路線に乗車してきました。
ちなみに流星号のバス車体には、バス上部の電光看板や側面に流星のマークが描いてあります。かわいい! それにわかりやすい!
それでは流星号のご紹介を。まずはバス車内の様子からご案内します。
流星号の車内の様子は……
流星号は4列シート車両で、最後尾のみ5席仕様です。仕切りカーテン・トイレはありません。座席はシンプルで明るい印象。実際の乗車時には、最前列の2座席分が乗務員用シートになります。
座席のリクライニングは乗車時からフルで倒れていました。これはありがたい! リクライニングも思っていた以上に倒れ、ゆったり体を休められる感じがありましたよ。
隣席との間には肘掛けがあり、最初は持ち上がっていますが、下ろしても使えます。
座席のシートベルトは、胸元からしっかりホールドしてくれる仕様。夜行バスだと腰だけをホールドしてくれるタイプも多いですが、私は、胸元からホールドしてくれる方が寝やすいなと感じました。座席横の手すりも掴まりやすくて嬉しい!
シート周辺には、ドリンクホルダーと荷物掛け、それにUSBポートが完備。設備がコンパクトにまとまっているため、シンプルで使い勝手のよい印象です。
前座席の網ポケットには、エチケット袋が入っていました。昼行バスや観光バスでは時々ありますが、夜行バスではあまり見かけないので、なんだか新鮮な感じ! 使う機会は来てほしくないけど、念のため手元にあると安心ですよね。
車内はフリーWi-Fi完備。自分のスマホでパスワードを入力すれば、カンタンに使えます。
バス車内は全体的にナチュラルな印象。私は個人的に、床が石畳のデザインなのが好印象でした。車内には座席間を仕切るカーテンがないため、車内の感じが気持ちよく感じられるのは嬉しいポイント。
乗車は19:30 神戸三宮高架商店街前から
今回、私が乗車したのは、関西側の始発バス停である神戸三宮高架商店街前バス停から、東京の秋葉原駅前まで。神戸三宮を19:30に出発、秋葉原に翌朝6:15に到着となる、約10時間45分のバス旅です。
19:30は、夜行バスの乗車時間としては早めな方。私はいつも19時頃が夕食タイムなのですが、食べてすぐだと乗車中にバス酔いするかも……と考え、少し早めに夕食を終えて乗車しましたよ。
今回の乗車時期は、年末ギリギリ。こりゃあバスは混んでるだろうなーと予想した通り、当日の予約は満席とのことでした。ただ、神戸三宮からの乗車は私のほかにもう1人だけ。この日の乗客は、ほとんど大阪からの乗車予約だったそうです。
定刻15分前には待合所にスタッフさんが迎えに来てくれて、少し離れたバス停へと向かいます。冬の寒い中バス停で立って待たなくてもいいのがありがた~い!
先に述べた通り、車内の座席はすべてリクライニング済み。しかも車内は乗客が私を含めてまだ2人だけで、貸切に近い状態。お陰で乗車後はすぐにゆーったり体を伸ばせました!
休憩は2~3回 神戸三宮から乗車すると1回増えることも
バス車内では、乗車後にすぐアナウンスがありました。最後の乗車バス停である23:10の南草津(滋賀県)を過ぎてから全体アナウンスをします、とのこと。次の乗車バス停である大阪梅田への停車予定は20:45、神戸三宮を19:30に出発してから1時間以上あるので、私はすっかり持参した飲み物などを楽しみながらのくつろぎタイム。
……と思っていたら、なんだか高速道路を走行していたはずのバスの速度が落ちる気配がしてきました。出発してからは約25分。んん、大阪到着にはまだ時間が早いはずだけど……と首を傾げていると、車内アナウンスが入りました。
「時間調整のため、こちらの尼崎PAでトイレ休憩といたします」
これは嬉しい! 神戸三宮から乗車すると、最初のトイレ休憩まで時間が空きますもんね。
19:55~20:10まで、兵庫県の尼崎PAで約15分のトイレ休憩。尼崎PAは初めて訪れたのですが、トイレがキレイで使いやすかったのが印象的でした。
ちなみに、流星号の車体を見たときから気になっていた「バス車体が暗めの色だけど、夜のSA/PA休憩時にちゃんとバスが見えるか?」問題もチェックすると……
バス前方に、目印になるような棒状のライトが立てかけられていました! 夜の赤い光は頼もしい! それにヘッドライトやパーキングの灯りで前方の星マークがキラキラ光るため、これも目印になります。
神戸三宮から乗車した利用客だけの休憩を挟んだ後、流星号は「大阪梅田」「難波」「天王寺」「南草津」で乗客を乗せ、バス車内はすっかり満席に。
今回乗車した流星号では男女が隣り合わないよう座席を配慮してくれる女性安心サービスがあり(※100%保証するものではありません)、バス前方席が男性客、後方席が女性客となり、境目の辺りには男女ペアの利用客が座っていました。
南草津を出たら、10分ほどして車内アナウンス。降車バス停への到着時間や、休憩予定が2~3回あること、車内注意などが伝えられた後は、最低限の小さな灯りを残して車内はそっと消灯です。
トイレ休憩は、滋賀県の土山SA(0:05~0:20)、静岡県の浜松SA(2:00~2:15)。神奈川県の海老名SAでも4時台に休憩予定とのことでしたが、この日は海老名SAが混んでいたため、トイレ休憩は2回になりました。
休憩後には乗務員さんが車内確認に回ってくれますよ。
ちなみに、座席に仕切りカーテンがないけど寝るとき大丈夫かな……と乗車時にちょっとだけ気になっていましたが、結局私は最後までまったく気になりませんでした! 消灯したら周囲はお互いに見えないし、座席シートベルトがしっかり胸元までホールドしてくれるので、寝ていても体が横に流れないためお隣が気にならないのです。
年末で道路も混む時期ながら、バスの走行もいたって順調。座席のシートベルトの安心ホールドにすっかり体を預け、すっかりいい気持ちで眠らせてもらいました。
6:15の定刻より少し早めに秋葉原へ到着!
がばっと目が覚めたのは、「おはようございます。まもなく当バスは町田へ到着いたします……」とのアナウンスと車内点灯。時間は4:45くらい。町田ターミナルプラザへの到着は5:00予定なので、到着15分前のアナウンスです。
町田を出ると、再び車内は消灯。次の停車は6:00、東京大手町グランキューブ前です。この日は少し早めに、5:40に次の車内点灯があり、5:48に東京大手町グランキューブ前に到着しました。
私の降車は、その次の秋葉原駅前の予定。本来の到着予定は6:15でしたが、この分だと秋葉原にも少し早めに到着しそうだな…といそいそ降車準備をしていたら、大当たり! 6:02には秋葉原駅前に到着しましたよ。
乗務員さん、お世話になりました!
ちなみに秋葉原駅前バス停は、同ロータリーにあるマクドナルドが24時間営業。降車後はそのまま朝マックをいただきました。便利~!
マクドナルド 秋葉原駅前店
- 住所
- 千代田区神田相生町1 秋葉原センタープレイスビル 1、2F
- TEL.
- 03-3256-5558
- 予算
- 朝昼~¥999夜~¥999
- 営業時間
- 年中無休 【AM1:00〜5:00はメンテナンスの為シェイク類販売停止】 5:00~10:30
- 定休日
- 無休
流星号は、シンプルなバス旅を楽しめる夜行バス。USBポートやフリーWi-Fiがあるのでスマホを万全の状態にしておけますし、休憩が多いのでバスに不慣れでも乗りやすいのです。
それにカーテンなどの機能をナシにしている分、お値段もリーズナブルなのが使いやすくてありがたい!
さらに、関東のバス停は「町田」「大手町」「秋葉原」「西船橋」。こちらに用事のあるときは、夜行バスで直行できるのはすごく便利ですね! ちなみに関東→関西の場合のバス停は、関東(西船橋、秋葉原、八王子、町田)→関西(南草津、京都、天王寺、大阪難波、神戸三宮)となりますよ。
ではでは、流星号でバス旅を楽しんでくださいね。
流星号のバス便
(陽月よつか)