ANA・JALの国内線の座席クラス
ANAとJALの国内線の座席クラスは以下のとおり。
ANAは2種類:普通席/プレミアムクラス
JALは3種類:普通席/クラスJ/ファーストクラス
2社の座席クラスを比べてみると、ANAのプレミアムクラスとJALのファーストクラスが同等のサービス及び座席仕様となっています。ちなみに、2社ともに国際線は、エコノミー、プレミアムエコノミ―、ビジネスクラス、ファーストクラスの4種類。
国内線のプレミアムクラス(ANA)とファーストクラス(JAL)のサービスやシートは、国際線のプレミアムエコノミーに近いイメージです。JALは国内線・国際線ともに最上位のクラスはファーストクラスと同じ名称なのですが、国内線は搭乗時間が短いこともあり、価格はもちろん、座席や食事などをはじめサービス内容は全く違います。
国内線のプレミアムクラス(ANA)とファーストクラス(JAL)の料金は普通席のおおよそ1.2~1.6倍(羽田~新千歳空港間・2020年6月調べ)。ちなみに、プレミアムクラス(ANA)とファーストクラス(JAL)、2社でサービスの違いはほとんどありません。
どちらも普通席と比べゆったり仕様のシートを利用できる他に、普通席にはない以下のサービスを受けられます。
・チェックイン時に専用カウンター、待ち時間に専用ラウンジの利用が可能
・時間帯に応じて機内食の提供あり
・アルコール飲料のサービスあり
・ヘッドフォンや毛布とスリッパなど高品質なアメニティを完備
・区間マイルの50%が加算される
ANA、JAL共に、上位クラスのシートにはフットレスト&レッグレスト、電源のコンセントやUSBポート、もしくはモバイルバッテリーが完備されています。テーブルも広々としており、パーソナルライトも備え付けられています。
普通席は航空機の種類によって、電源・USBポートがあるかどうかが異なります。
JAL国内線のクラスJとは?
JALには普通席とファーストクラスの他に、クラスJという座席があります。クラスJは、ファーストクラスのようなサービスはありませんが、普通席の運賃にプラス1,000円で普通席よりもゆったりサイズのシートを利用できます。
シート間隔は97cm前後、シート幅は47~49cm、レッグレストや大型テーブル付きです。背もたれを傾けると連動してシート全体が前方にスライドし、フルリクライニング時のスペースにもゆとりがあります。
一部のプランを除き予約時に選択可能ですが、当日空きがあれば空港でアップグレードもできます。プラス1,000円で快適度がグンとアップすることを考えるととてもお得なクラスではないでしょうか。
また、クラスJを利用した場合は区間マイルが10%加算される特典もあります。
シート仕様一覧
以下に2社合わせて5つの座席の仕様をまとめました。
ANA 普通席 | JAL 普通席 | JAL クラスJ | ANA プレミアムクラス | JAL ファーストクラス | |
---|---|---|---|---|---|
シート間隔 | ‐ | 79cm | 97cm | 127~145cm | 130~134cm |
シート幅 | ‐ | 41~45cm | 47~49cm | ‐ | 50~54cm |
レッグレスト | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
フットレスト | × | × | × | ◯ | ◯ |
パーテーション | × | × | × | ◯ | ◯ |
JALのクラスJならプラス1,000円、ファーストクラスやANAのプレミアムクラスも比較的手頃な価格でグレードアップできます。旅の目的に合わせ、選んでみてください。
(バスとりっぷ編集部)