このガイドラインは、感染拡大の予防と社会経済活動の両立を図った上で必要と考えられる対策を例示したもので、各事業者の実情に合わせて対策を講じるように呼びかけられています。
乗車時・降車時の対応
1)バス会社の対応
●車内アナウンス等により利用者へ以下の協力を依頼
・マスクの着用、大声での会話の手控え
・乗車時および再乗車時における手指の消毒
・降車時、必要に応じ通路に立ち列ができないよう順次の離席
●濃密接触の防止
利用者との間の一定の距離確保、または例えば換気に留意して、運転席周りの仕切り等により濃密接触の防止
●消毒液の常備
●利用者降車時に車内の消毒
可能であれば、現場の判断により、利用者降車時に手すり等複数の利用者が接触する可能性のある部分を消毒
●手指の消毒
利用者への乗降支援後の手指の消毒
●マスク、手袋の着用
手荷物の受け渡し等におけるマスク、手袋の着用
2)旅行会社の対応
出発前に利用者の体調管理(体温、体調チェック)を行い、発熱や感染の疑いのある症状を呈している利用者には、旅行参加を遠慮していただく
3)利用者への協力依頼
旅行会社を通じ、下記措置を協力依頼
●手指消毒
乗車時・再乗車時の利用者の手指消毒
●乗車、降車時の順次の離席
通路での利用者の滞留が起きないように、乗車時の小グループに分かれての乗車、降車時の順次の離席
●旅行参加者が陽性と判断された場合は旅行会社へ連絡を依頼
旅行参加者が新型コロナウイルス陽性と診断された場合には、旅行会社へ連絡するように利用者に依頼
●連絡先情報を保存
旅行会社は感染者発生時に備え、旅行参加者もしくは契約者の連絡先情報を2週間保存
バス運行中の対応
1)バス会社の対応
●マスク着用
運転時(車内でのアナウンス時を含む)のマスク着用の徹底
●車内換気
外気換気モードによるエアコンの使用を基本とし、更に利用者の協力を得て、現場判断により随時窓の開放をすることによる車内換気の徹底
●車内リーフレットで禁止事項を周知
禁止事項を車内備え付けのリーフレット等で、改めて利用者へ周知
●車内換気能力をPR
バス車内換気能力が十分であることを利用者へPR(動画配信等による)
●旅行会社へ協力依頼
・SA、PA等における休憩はできる限り長めに取るように依頼
・旅行会社に利用者へ対する禁止事項などの協力要請をするように依頼
●車内ゴミの回収
車内ゴミの回収時には、マスク、使い捨て手袋を着用。原則利用者が持ち帰る。やむを得ずゴミ捨てした場合は、手洗い・消毒を徹底する
2)ガイドの対応
●アナウンス時も含めてマスク着用の徹底
●アナウンスについては、可能な限り前方を向いて行う等、工夫に努める
3)利用者への協力依頼
●以下の事項等につき、旅行会社より利用者に協力依頼
・座席位置に関する配慮や乗車中のマスク着用
・会話、特に大声による会話のできる限りの手控え
・車内における飲食はできる限り避け、特に飲酒、大声での会話は極力控える
・カラオケの利用及びサロン席での飲食・歓談は、原則として禁止
・トイレ付車両では、便器の蓋閉め後に洗浄
●ゴミの持ち帰り
ゴミはエチケット袋に入れ、原則として持ち帰る。やむを得ずゴミ捨てした場合も入念な手洗い、手指消毒を励行
その他、バス会社の始業点呼時や仕業終了後の対応、利用者や乗務員の体調不良などについてガイドラインが設けられています。
なお、このガイドラインは、最新の新型コロナウイルスの予防に係る専門家の知見、利用者の要望、事業者側の受入環境等を踏まえて、必要な見直しが行われます。
詳細は以下をご覧ください。
貸切バスにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)
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【バス事業者のコロナ対策】公益社団法人日本バス協会の「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」の内容を紹介
(バスとりっぷ編集部)