岐阜乗合自動車(通称 岐阜バス)に、新型貸切車「エンペラーⅡ」が2台登場した。
エンペラーの愛称は、元々岐阜バスの最高級グレードを示しており、1980年代に採用された輸入車バンホールに冠されていた時期もある。
2015年に当時の岐阜バス観光が23席の超ハイグレード車に「エンペラー」と名付けて復活、そして今春、貸切バス事業が岐阜バス観光から移管された岐阜バスで「エンペラーⅡ」がデビューした。
本記事では、「バスラマ No.167」に掲載されている同車両の概要をお伝えする。
「エンペラーⅡ」は、ワンランク上のバスツアーで運行
「エンペラーⅡ」は、エンペラーと同じ白基調の外装を持つスーパーハイデッカーで、横方向4列・長さ方向9列の36席。最後部に大型化粧室を備える。
主な用途は岐阜バスの企画旅行商品・ながら会ツアーで、通常のバスツアーよりもランクが一段上のツアーが対象である。
内装はコーラルグリーンとこげ茶色のコントラストが新鮮な天龍工業製シート、木目調のフローリングなどが特徴で、化粧室内も木目調である。またトイレには温水洗浄式便座を採用、サービスレベルは高い。
ベース車は三菱ふそうエアロクィーン(2TG-MS06GP)で、自動変速トランスミッション・シフトパイロット、衝突被害軽減ブレーキABA3、オートクルーズなど様々な安全装備、快適装備を備え、ドライバーからも注目されている車種である。
このほか「バスラマ No.167」では、聴覚障がいをもって産まれながら東京バスで憧れのバスドライバーとして活躍する松山ドライバーへの一問一答、スーパーハイデッカー・ノンステップバスの採用実績などを紹介している。
ぽると出版「バスラマ No.167」
【発行日】2018年4月25日
【定価】1,471円(本体1,362円+税)
【サイズ】A4判 96ページ
【書籍コード】978-4-89980-167-2
【概要】
・バス事業者訪問202(近鉄バス)
・特集 2018春のオムニバス
・ユニバースに待望のAT車デビュー
・きのうと同じ 大阪市営バスから大阪シティバスへ
・ハンディを乗り越えて憧れのバスドライバーに
・オノエンスター 個性的な中国製バスを日本市場に~オノエンジニアリング代表取締役社長 小野晃弘氏に聞く
・第21回バスラマ賞をトヨタコースターに贈呈
・短期連載 ここまで来たバスのAMT化 三菱ふそうトラック・バス
・粒よりの最新レポート、連載ほか
ぽると出版
(バスラマインターナショナル)