待ち時間を快適に過ごせる青森港フェリーターミナル
今回乗車する「MEX青森」の出発地は、青森駅ではなく青森港フェリーターミナル。途中で青森駅も経由するものの、ぼくはこのフェリーターミナルから乗車しました。
ここにはフェリーと高速バス乗車前の待機施設があり、これがなかなか綺麗で過ごしやすい場所です。
建物は3階建てで、フードコートやフリーWi-Fiが使えるラウンジスペースなどのある、広くて綺麗な場所。
バスの出発時間まで2時間ほどあったけど、それぐらいの時間を潰すには全然困りませんでした。軽くごはんを食べたりラウンジのテーブルでパソコンを使ったりして過ごします。
運行開始したばかりでピカピカの「MEX」車内
出発時間18:55の5分ほど前になり、建物を出てすぐのところにあるバス乗り場に行くと、すでにバスが停車していました。
早速受付を済ませて乗車します。やっぱりこのフェリーターミナルから乗車する人は少ないようで、ぼく以外に1人だけでした。
4列シート&3列独立シートの混在車両
「MEX青森」は、2019年1月1日に運行を開始したばかりの車両ということもあって、車内はかなり綺麗。シートにも床にも漂う新品感。
シートは、前方半分ほどが4列で、後方が3列独立シートの混在車両になっています。3列独立シートに座りたい場合は、予約時に指定しておきましょう。
ぼくの座席は前方の4列シート。「乗車人数が少ないため移動してもOKです」とアナウンスされるのを待ち望んでいたものの、聞いてみるとこの日はほぼ満席とのこと。
若干へこんだものの、とはいえ「MEX」はまだ運行をスタートしたばかりの新しい車両。通常の4列シートに比べて快適性は高いです。
座ると柔らかいけど、表面はツヤのあるスポーツタイプの雰囲気を感じるシートで、位置を調整できる枕付き。足元にはレッグレスト&フットレストが付いています。
その他、シート横にコンセントがあるほか、車内Wi-Fiも利用できます。
また、車内最後部にはトイレがあります。(運行車両による)
キャンペーン特典の快適熟睡3点セット
運行開始のキャンペーン特典として、スリッパ・空気枕・めぐりズム(アイマスク)がセットになった「快適熟睡3点セット」が付いていました。
この車両の場合はもともとシートに枕が付いているとはいえ、今後高速バスに乗るときにも使えるので空気枕は嬉しいですね。
めぐりズムは個人的にもふだんから使っているけど、かなりおすすめ。蒸気で目が温かくなるのがめちゃ気持ちいいです。
青森から東京まで約12時間のバス旅
青森港フェリーターミナルを出発したバスはまず青森駅へ向かい、ここで10人ほどが乗車。
その後、1時間ほど走り弘前へ。ここで青森駅以上に多くの人が乗車。車内はほぼ満席に近い状態になりました。
その後、 パーキングエリアでの休憩を計4回経て、東京へ向かいます。
途中のパーキングエリアでは雪が積もっていたため、外に出るとどうしても靴に雪が付いてしまい、車内に戻ると床が濡れてしまいます。なので、フットレストがあるのは助かりました。これが無ければ靴を履いたまま寝ることになったので、快適度がかなり違ったはず。
個人的には4列シートにはちょっと苦手意識があるんですが、疲れていたのかMEXの快適性のおかげかすぐに眠たくなり、24:00頃から朝の到着まではほとんど眠りっぱなしでした。
そして早朝6:30頃に、バスタ新宿に到着。
フェリーターミナルで乗車してから12時間近くが経っているけど、よく眠れたおかげでそこまでの長さは感じない乗車でした。
まとめ
運行を開始したばかりの車両ということもあり、特に車内の綺麗さが印象に残ったバスでした。
より快適に過ごしたい人は3列独立シート、よりコストを抑えたい人は4列シートと、同じ車両の中で選択肢があるのもMEXのポイントですね。
ちなみにこのバス、現在はバスタ新宿が終点なのですが、2019年3月1日(金)からは東京ディズニーシーまで延伸するとのこと。青森からディズニーに行く人にとっては便利なバスになりそうです。
MEXのバス便
(タナベセイジ)