寒い屋外で、どうしても待ち続けなくてはならない、そんなことがよくありますよね。電車だったり、気になるあの子の帰りだったり、夢の国のアトラクションだったり。今回は、寒い中でもちょっとした工夫で温まる方法を実践しました。
東京の気温7.8度は、寒く感じる!?
実験当日の池袋の気温は7.8度でした。北海道出身の私は「暖かいじゃん!」と思ってしまいますが、実際体感してみると(実験中は半袖だったということもありますが)とても寒い。個人的に、東京の風はとても冷たく感じます。このような天候の中、実験を進めていきました。
温まる方法「温かい飲み物を飲む」
温かい飲み物を飲むと、身体はどのくらい温まるのでしょうか。今回は、紅茶を飲んで検証してみました。
サーモカメラの画像を比較してみると、顔を中心に温かい箇所が広がっています。また、温かい容器に触れていたので、手も温かくなっていることが分かります。反面、足など顔から離れた部分にはあまり効果が無いと言えそうです。顔や手の冷えが辛い場合は、温かい飲み物を飲むと良さそうですね。
温まる方法「手をつなぐ」
人と手をつなぐと、身体が温まりそうですが、実際はどうなのでしょうか。
手をつなぐ前は、二人の手の表面温度に差がある状態でした(左の人が冷たく、右の人が温かい)。手をつないだ後のサーモカメラ画像を見てみると、冷たかった方の手が温かくなっていることが分かります。温かかった方の手の熱が、冷たかった方の手に移動する、すなわち熱伝導が起きたと考えられます。寒くなったときは、人はもちろん、温かいものに触れると、寒さを紛らすことができそうです。
皆さんはどのように寒さを乗り越えますか?
寒い季節、体調に気をつけてお過ごしください。
動画解説:植田純生、春木優杏