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10月22日「オリオン座流星群」が 極大!秋冬に観測したい流星群は?


空気が澄みわたる秋から冬にかけては、ぜひ星空観測を楽しみたい季節です。
今回は、10月22日に極大を迎える「オリオン座流星群」と、10月から12月に観測できる主な流星群についてご紹介します。


最も多くの流れ星に出会えるチャンス!流星群の「極大日」

流れ星は宇宙空間に浮かぶ小さなチリの粒が、高速で地球大気に衝突して起こるプラズマ発光現象です。チリの粒が燃えつきる姿が、尾を引いて美しく輝いて見えるのです。

毎年安定して多くの流星が出現する三大流星群「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」をはじめ、主なものだけでも10以上の流星群がほぼ毎年同じ時期に活動しています。流星群が活動する時は、いつもより多くの流れ星を見ることができます。

なかでも最も多くの流星を観測できると予測されるのが「極大日」です。ぜひ、事前に流星群の極大日をチェックしておきましょう。


【10月の流星群】「オリオン座流星群」が22日に極大

極大の予測は22日9時頃。最も見頃となるのは、21日深夜から22日明け方にかけてになります。夜半後に月明かりがなくなり、好条件で観測できます。あかりの少ない暗い空では、1時間あたり5~10個程の流星を観測できると予測されています。青白く速度が早い流星が多く、尾をひく流星痕も見どころ。母天体はハレー彗星。

画像:アストロアーツ

画像:アストロアーツ


【11月の流星群】「しし座流星群」が18日に極大

極大予測は18日14時頃。見頃は18日未明と19日未明で、条件の良い暗い空で1時間に3個程度と予測されています。数は少ないですが、速度が速く明るい流星が多いのが特徴です。過去には雨のように流星が降り注ぐ「流星嵐」を記録したことも。母天体はテンペル・タットル彗星。


【12月の流星群】「ふたご座流星群」が15日に極大

三大流星群のひとつで、最大級の流星数を誇ります。特に今回は月明かりの影響が全くない絶好の条件で、多くの流星を楽しめるでしょう。15日4時頃に極大となり、この前後は活動が活発になると予想されています。最も多く流星が見えるのは、14日夜から15日明け方になります。空の暗い場所で観察した場合、14日21時頃には1時間あたりの流星数が30個を越える場合も。放射点が高くなる15日0時から3時頃には、条件の良い暗い空では1時間あたり70個程の流れ星が降り注ぐと予測されています。母天体は小惑星フェートン(ファエトン)。




・参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2023』 アストロアーツ

・参考サイト
国立天文台「主な流星群」
国立天文台「ふたご座流星群が極大」

画像:国立天文台

画像:国立天文台

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