キャンプ飯と言えばバーベキューやカレーなどの料理が定番ですが、気分転換を兼ねて、たまには自宅でも食べたことがないようなメニューを試してみませんか?今回ピックアップするのは3種類のフィリピン料理。
同じ海外のグルメでもイタリアンや中華料理に比べると、あまり馴染みがないという方もいらっしゃることでしょう。
しかし、フィリピン料理は日本のスーパーでも手に入りやすい食材で作れるものが多く、シンプルな調理工程で仕上がるのでアウトドアシーンでも気軽に作ることができるんです。
ビール必須のスパイシーグルメ!『パンパンガ・シシグ』
パンパンガ・シシグとはフィリピンのパンパンガ州発祥のB級グルメの1つで、細かく刻んだ豚肉や玉ねぎなどを炒めた料理のこと。
一般的には豚もも肉や豚の耳、頬肉などを使うことが多いとされていますが、現地ではレバーや魚で作ることもあるようです。
~パンパンガ・シシグの作り方(2人分)~
<材料>
・豚もも肉 200g
・玉ねぎ 1/2個
・赤パプリカ、黄パプリカ 各1/4個
・鷹の爪 1本
・にんにく、生姜 各1片
・醤油、料理酒、レモン汁 各大さじ1
・マヨネーズ 大さじ2
・塩胡椒、サラダ油 各適量
<作り方>
(1)豚もも肉は2cm角に、玉ねぎ・パプリカは1cm角に、生姜・にんにくはみじん切りにします。
(2)サラダ油を熱し、輪切りにした鷹の爪・生姜・にんにく・玉ねぎを炒めていきます。
(3)玉ねぎがしんなりしてきたら豚もも肉・パプリカを加えて更に炒めていきます。
(4)お肉の色が変わりはじめたら醤油・料理酒・レモン汁・マヨネーズを加え、具材に馴染ませていきます。
(5)全体に火が通ったら塩胡椒で味を整え、器に盛り付けて完成です。
ほんのり酸味が食欲をそそる♪『チキンイナサル』
バーベキューの一品におすすめ!フィリピン流ローストチキン、チキンイナサルのレシピです。レモングラスが入っていることで食材の殺菌効果が期待できると共に、どこかエキゾチックな味わいを楽しむことができます。
~チキンイナサルの作り方(2人分)~
<材料A>
・骨付き鶏もも肉 2本
・玉ねぎ 1/3個
<材料B>
・醤油 大さじ3
・酢、料理酒 各大さじ2
・レモン汁 大さじ1
・おろしにんにく、おろし生姜 各大さじ1杯半
・塩胡椒 適量
<作り方>
(1)骨付き鶏もも肉はマリネ液が馴染みやすいよう、全体にフォークを刺しておきます。
(2)ボウルにみじん切りの玉ねぎと材料Bを加え、よく混ぜ合わせます。
(3)ポリ袋に1の鶏もも肉と2を加え、外側からよく揉み込んだら空気を抜き、袋の上の方で口を縛ります。
(4)3をクーラーボックスに入れ、1時間程度寝かせて味を馴染ませましょう。
(5)1時間程度経過したらBBQ網の上にのせます。中に火が通るまで両面こんがりと加熱したら完成です。
【参照】
ハーブのちから
寒い冬の季節にぴったりのスープ料理。『ギニサンモンゴ』
ギニサンモンゴとは、もやしの原料として知られている緑豆を使った身体に優しいスープ料理。緑豆は予め自宅で戻しておいたものを使用することをおすすめします。
~ギニサンモンゴの作り方(4人分)~
<材料>
・緑豆 1カップ
・豚バラ肉 150g
・トマト 1個
・玉ねぎ 1個
・ほうれん草 1束
・にんにく 2片
・水 1リットル
・コンソメキューブ 1個
・ナンプラー 大さじ2
・醤油 少々
・塩胡椒、オリーブオイル 各適量
<作り方>
(1)緑豆はさっと洗い、たっぷりの水にひと晩浸しておきましょう。
(2)豚バラ肉は幅1cm程度の角切りに、にんにくは薄切り、トマトと玉ねぎは乱切りに、ほうれん草は2cm幅に切ります。
(3)鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを炒めていきます。
(4)香りが立ってきたら豚バラ肉→トマトの順番で炒めていきましょう。
(5)全体に油が馴染んだら水と1の緑豆を加えます。
(6)ふつふつとしてきたらコンソメキューブ・ナンプラー・醤油を加え、20分程度弱火でじっくり煮込んでいきます。
(7)緑豆がお好みの柔らかになったらほうれん草を加え、更に2~3分程度煮込みます。
(8)仕上げに塩胡椒で味を整えて完成です。
幻想的な焚き火を楽しみながら、いつもと違った料理を口にすれば心身共にリフレッシュできることでしょう。キャンプの予定を立てている方は是非、当レシピを参考にしてみて下さいね。