体を動かすにも、お出かけをするにも、よい季節になってきましたね♪ 景色が少しずつ秋色に変わっていく時季です。今回は、そんなお出かけやイベントなどのタイミングでも、力を入れずに作ることができて、満足感の高いメニュー、『おにぎらず』をご紹介します。おかずのような具は組み合わせ無限大!お好みに合わせてアレンジしてみてもいいかもしれませんね。「楽に作って、目一杯に秋を楽しむ」、そんな時間になると嬉しいですよね。
『おにぎらず』って?
握らずに作ることができるのが『おにぎらず』。一時期ブームがあったことで、知っている方も多いのではないでしょうか。ここでは簡単に、作り方をおさらいしておきましょう。
☆おにぎらずの作り方
海苔で包み込むのがおにぎらずの王道です。簡単に、しかも切った時のことを考えて上手に包むのは、なかなか難しかったりもします。そこで利用したいのが、タッパー型の保存容器です。押し寿司の型のように使えば、ご飯や具が偏ることなく、作りやすいのでおすすめです。全型サイズの海苔1枚を包むには、食パンサイズかやや小さめのサイズがちょうど良いようです。
1. 保存容器にラップを敷きます。保存容器の辺に対して、ラップの角がくるようにずらして敷きます。包み込むことを考えて大きめにしておきましょう。この時、底面をピシッと広げて敷いておくと、後で成形する際にもきれいにできます。
2. ご飯を満遍なく敷き詰めます。成形する時に調整できますので、あまり押し詰めずに広げるようにしましょう。
3. お好みの具をのせていきます。水分の多いもの、時間が経って水が出やすい具は、あらかじめ水分を切ったり減らしておくことをおすすめします。
4. 再び、ご飯を被せていきます。成形した時に厚みに差がでないように、具の形があるものの周りは少し多めのご飯で埋めるようにするとよいでしょう。
5. ラップで包んでいきます。対辺ごとに引き締めながら包みます。あまりぴっちりと引き締めすぎると、ご飯が冷えて固まるのと相まって、食感が固くなってしまいますので、まとまる程度を意識するのがコツです。また逆に引き締めがゆるいと、食べる際に、ご飯や具がポロポロとこぼれてきやすくなります。
6. 海苔の大きさよりも大きくラップを広げ、中心に、角をずらして海苔を置きます。5で作った中身を、ラップを外して置きます。この時、ラップと中身の辺が平行になるように置きましょう。
7. 海苔で包み込んでいきます。海苔のそれぞれの角が中心へ向かうように、包み込みます。
8. ラップで丁寧に包み込みます。海苔と中身が馴染むように、10分程度、置いておきます。
9. お好みの切り方で切り分けたら、完成です。
当日の準備でOK!の具とは?
サラダ菜やスライスチーズを重ねると彩りも華やかになっておすすめです。
☆ツナ缶+かつお節+しょうゆ+マヨネーズ
ツナ缶の油や水分はしっかりと切って、パラパラにしておきましょう。材料は全て混ぜるだけの簡単さ!定番になりそうな、万人受けする味だと思います。
☆厚焼き卵+ウインナー+ケチャップ
オムライス風の味が、大人も子供も、好きな人が多いのではないでしょうか?鮮やかな色が楽しい気持ちにさせてくれますよね。ご飯にケチャップを混ぜ込んでおきます。厚焼き卵は、分厚い、ハンバーガーのようなおにぎらずを作ってかぶりつくのも良いですし、食べやすいようにスライスして並べるのも。ウインナーもそのまま焼いて並べれば、見た目からもボリュームを感じる具になりますが、斜めに切ってから焼いて並べれば、重ねやすくなります。
☆ランチョンミート+目玉焼き
「スパムおにぎり」といえば分かる方も多いかもしれませんね。発祥は諸説あるようで、ここでは割愛しますが、沖縄では割と古くから惣菜などと並んで、四角い、このおにぎらずの形状のおにぎりは定番としてあります。ランチョンミートはそのままでも食べることができますが、軽く塩コショウを利かせて、カリッと焼くのがおすすめです。今回は沖縄とは趣向を変えて、目玉焼きにしてみました。目玉焼きはよく焼いておくと、黄身が潰れてしまっても安心です。シンプルな味でも十分美味しいですが、味噌やマヨネーズなどをアクセントとして加えるのもおすすめです。
惣菜メニューも活用
当日の料理時間は減らしたいけれど、ボリュームや華やかさも欲しい、そんなワガママも惣菜を活用すれば叶います。冷凍庫にストックされているもの、スーパーで購入したものなども、アイデア次第で具材になります。食べる時間を逆算して、保存可能な時間などを考えて上手に選んでみてください。
☆きんぴらごぼうやひじき煮
少し塩分の効いたメニューはおにぎらずの具材にぴったりです。どちらも具材が細かい状態なので、大きな口で頬張ったり、噛み切ったりすることなく食べられます。和の惣菜でお年寄りと一緒に過ごすイベントの時にも好まれやすいです。
☆ハムカツやチキンナゲット
一緒にスライスチーズを並べておくのがおすすめです。ケチャップとソースを1:1で混ぜ、さらに砂糖を少し加えて、よく混ぜたものをソースとしてご飯に塗ってみてください。相性抜群ですよ。
☆ハンバーグ
冷蔵・冷凍品で、ソースと一緒にパックされたものも大活躍します。よく焼いた目玉焼きとスライスしたアボカド、サラダ菜でロコモコ丼のようなおにぎらずができてしまいますよ!
事前に具を作れるなら!
前日や前々日に作り置きするなら、チャプチェがおすすめ。ご飯によく合う甘辛味が後を引きます。ボリューム感もあるので、運動の後に食べるおにぎらずにぴったりです。サンチュやサラダ菜も一緒に包むと、さっぱりと食べられておすすめです。ここでは、簡単なチャプチェの作り方をご紹介します。
<材料>
牛コマ切れ肉 150g
ニラ 1/2束
しいたけ 2個
玉ねぎ 1/2個
パプリカ 1/4個
春雨 60g
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
砂糖 小さじ1
ニンニク 1/2片
ごま油 大さじ1
白ごま 適量
<作り方>
1. 春雨はパッケージの記載に従って、湯で戻して、水分を切っておきます。
2. ポリ袋などに、牛肉、しょうゆ、酒、みりん、オイスターソース、砂糖を入れます。玉ねぎを薄切りにして加えます。ニンニクはすりおろして加えます。袋の口からタレなどがこぼれ出ないように気をつけながら、よく揉み込んでおきます。
3.パプリカはヘタと種を取り除き、薄切りにしておきます。ニラは根元を落として、4cmの長さに切ります。しいたけは石突きをとり、5mmの薄切りにします。
4. フライパンにごま油をひき、中火で熱します。
5. 2.を炒めていきます。タレが跳ねやすいので注意しましょう。
6. 牛肉に火が通ったら、1と3を加えて、一緒に炒めていきます。
7. 玉ねぎがしんなりしたら、火を止めます。白ごまを振ったら、完成です。
※辛いものが好きな方は、2でコチュジャンをお好みで。
美味しいものと、よい気候、よい景色は相性抜群ですよね。自然の中へエネルギーチャージしに行くお供としても、『おにぎらず』は優秀ですよ。