夏の昆虫と言えば「カブトムシ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?しかしカブトムシの生態については良く知らないかもしれません。今回は東京都大田区にある”かぶとむし専門店 Beetle-on”でカブトムシの生態についてお話を伺ってきました
カブトムシ生息の北限は?
まずカブトムシの生息地の北限について質問をしました。夏を代表する昆虫という事もあり、暖かい地域に住んでいそうな気がしますが、なんと今は北海道にも生息しているそうです。ただ、元々北海道に生息していたわけではなく、恐らく人が飼っていたカブトムシが逃げ出したのではとの事。一度ペットとして飼われた昆虫を逃がしてしまうと、その地域の生態系に影響を与えてしまいます。最後まで責任を持って飼う事が大切です。カブトムシ・クワガタを飼育する際はしっかりと蓋が閉まる容器を使いましょう。
カブトムシは天気が分かる?カブトムシ採集に適した天気・場所は?
カブトムシは雨の日は葉っぱの下などに隠れて、あまり活動をしないみたいです。なぜなら、餌となる樹液が流れてしまったり、飛ぶことが出来なくなってしまったりすることが原因です。反対に、雨上がりのムシムシとした天気が好みのようで、そんな時に昆虫採集に行くと、カブトムシに出会えるかもしれません。
カブトムシがいそうな場所は、餌となる樹液が出るクヌギやコナラなどの広葉樹のある公園などが狙い目。特に川が近くにあると良いみたいです。カブトムシを採りに行く際は、昼間のうちに下見をして、安全な道があるかどうか確認してから行くようにしてください。
カブトムシ採集の際は天気のチェックも忘れずに!この夏はカブトムシと一緒に過ごしてみるのはいかがでしょうか?
動画解説:石榑 亜紀子