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手土産やお取り寄せも!情緒を感じる和菓子にフォーカスNo.4<北陸・中部編>


和菓子には、日本の四季折々の風土や情緒が込められているものがたくさんあります。前回は東北のお菓子をご紹介しました。今回は地方の銘菓や郷土菓子として北陸・中部地方のものをご紹介します。地元の人に長く愛されているお菓子たちは、贈答用にはもちろん、ご自身で楽しむのもあり。季節や地域に思いを馳せながら、味わいの旅をしてみるのはいかがでしょうか?


☆越乃雪 越乃雪本舗大和屋

米どころである、新潟県長岡市の銘菓です。越後というと、天武天皇の時代から上質な米を元にして、酒や菓子などが発展してきました。城下町のイメージも強くあるのではないでしょうか。近年ではウインタースポーツのメッカでもあり、雪の深さや質などが好まれています。その雪の儚さを餅菓子で表現したのが越乃雪です。越乃雪は安永7(1778)年に作られ始め、藩のお墨付きとして、贈り物用のお菓子として納められていたそうです。戦中も技術保存商品として認定を受けて、絶えることなく作り続けられてきた数少ないお菓子。日本三大銘菓のひとつとも言われています。寒ざらし粉に和三盆を配合し、独自の製法で時間をかけて作られます。はらはらと降り続ける粉雪のような見た目、そして見た目に違わず、スッと消えていくような繊細な味わい、雪の儚さを口にしている気分になるお菓子です。

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☆薄氷 薄氷本舗五郎丸屋

富山県小矢部市で作られている銘菓です。宝暦2(1752)年から作られています。厳しい冬を経て、ようやく春の兆しを感じられる時期に、田んぼの水面にうっすらと張った氷を模した干菓子です。餅米・新大正米を原料に薄くのばし、和三盆が丁寧に刷毛塗りされています。小さく割れた薄い氷を口に含んだような口溶けと、潜んでいる春を優しく感じる甘さがとても情緒深いお菓子です。

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☆辻占福寿草 落雁諸江屋

石川県金沢市の銘菓です。城下町として栄えた金沢らしい、遊び心のあるお菓子です。新年の季語ともなっている縁起物の福寿草をモチーフにした薄焼きの煎餅ですが、それだけではなく、江戸時代から続く正月の遊び菓子ともなっているのが辻占です。花びらを摘むようにして煎餅を割ると、中には小さな紙が入っています。今で言う、フォーチュンクッキーのような、おみくじが入ったお菓子。描かれている絵は愛らしく、書かれている言葉も意味深です。残念ながら通年で作られてはおらず、年末年始に出会えるお菓子です。限られた時期だけのお菓子を囲みながらわいわいと楽しむ、そんなお正月の華やかで楽しい時間のひとこまに欠かせません。

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☆あんころ餅 圓八

石川県白山市で作られている銘菓です。元文2(1737)年から作られており、その誕生には昔話のような、逸話が残されています。地元では「あんころ」と親しまれています。蒸して冷ましてという、手間のかかる工程を繰り返すことで、雑味やあくなどがなくなり、とても口どけ滑らかな餡ができあがります。竹皮に包まれたあんころ餅は小ぶりで食べやすく、素朴ですが丁寧さを感じる味わい。長く愛される理由に納得する、作り手の優しさを感じるお菓子です。

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☆栗きんとん 栗きんとん本家すや

岐阜県中津川で作られているお菓子です。こちらも残念ながら季節限定で、原料の栗の収穫時期にのみ販売されます。木曽路の入り口、中山道の宿場町として栄えた中津川。山深い地域に囲まれて、自然の移ろいとともに、山の恵みを慈しんで素朴に作られたお菓子のひとつではないかと思います。栗の収穫時期にしか出会えない、この栗きんとんは「 栗ハ栗ノ味デ 」を標に、シンプルな栗本来の味にこだわっていて、選び抜かれた栗と砂糖で茶巾絞りにしたものです。この茶巾絞りの形も「栗の形へ戻す」という昔からの伝統を守っているそうです。秋らしい紅葉の景色とともに、口の中にも素朴な秋の恵みが広がる、そんなお菓子を今年の秋には食べてみたいものですね。

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旅行せずとも旅気分が味わえるのは「食」の良いところでは。ぜひ思いを馳せて、いただきましょう♪


参考 太陽の地図帖22 郷土菓子/平凡社

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