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雨具の種類にはどんなものがある?選び方や雨に濡れた際の風邪予防のコツも紹介


梅雨の時期は、傘やレインコートなどの雨具を活用する機会が多くなります。雨具と一言にいってもいろいろな種類がありますので、利用シーンやニーズに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。

今回は、梅雨に活躍する雨具の主な種類や、雨具選びのポイント、雨具を長持ちさせる保管方法をまとめました。


雨具の種類と特徴を紹介

梅雨の時期を乗り切るためには、シーンや用途ごとに適した雨具を準備するのが理想的です。
ここでは雨具の主な種類と、その特徴を3つご紹介します。

■1.傘
雨具の定番といえば傘です。雨が降ってきたら、その場でさっと広げて差せば、上から降ってくる雨粒を避けることができます。きれいに畳めばスティック状になるので、あまりかさばらないのも利点です。

さらにコンパクトに畳める折りたたみ傘なら、バッグなどに入れて持ち歩くこともできるので、急に降られた時に重宝します。晴雨兼用の傘を購入すれば、梅雨の合間に晴れたときの紫外線対策にも役立ちます。

■2.レインウエア
撥水性の高い生地を使ったレインウエアは、服の上から羽織るだけで雨を防げる便利なアイテムです。
レインウエアのタイプには、裾が長いレインコート、上着とパンツがセットになったレインスーツ、袖のないレインポンチョなどがあります。動きやすさを重視する人はレインスーツ。着脱のしやすさを重視するならレインコートやレインポンチョを選ぶのが基本です。

■3.レインブーツ
水に強い素材で作られている、いわゆる長靴のことです。水が跳ねたり、水たまりに入ったりしても内部に水分が浸透しにくく、雨の日でも足元を快適に保つことができます。

以前はいかにも長靴といったデザインのものが主流でしたが、最近は一見しただけでは長靴とわからないようなおしゃれなデザインのものも増えてきています。


雨具選びで大切なポイント

新しく雨具を購入する際に押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

■1.耐水圧をチェック
耐水圧とは、生地に染みこもうとする水の力を抑える性能を数値化したものです。耐水圧は1cm四方の四角柱の容器に、どのくらいの水を入れられるかによって表されます。

たとえば、耐水圧20,000mmなら、1平方cm×20cmの容器に水を入れても耐えられることを示しています。小雨なら500mm程度の耐水圧でもOKですが、大雨対策なら10,000mm、台風などの嵐対策なら20,000mmの耐水圧を誇る雨具を使用するのがおすすめです。

■2.レインウエアは透湿度をチェック
レインウエアを購入するときは、耐水圧と共に、湿気を逃がす機能を数値化した「透湿度」にも注目しましょう。

透湿度の単位はg/平方メートル/24hで、たとえば5,000g/平方メートル/24hなら、1平方メートルあたり24時間で約5,000gの水分を逃がせることを意味します。通勤・通学などに使う場合は2,000g/平方メートル/24hで十分ですが、軽い運動をするときは5,000g/平方メートル/24h、スポーツなどを行うときは10,000g/平方メートル/24hを目安にするのがポイントです。

■3.サイズ感は重ね着した場合を想定する
レインウエアは服の上から着用するものなので、インナーの上に着る洋服を選ぶ感覚でサイズを選ぶときつく感じることがあります。スーツなどの上から着ても苦しくないよう、レインウエアは重ね着することを想定してサイズを選びましょう。

■4.利用するシーンを想定する
雨具を利用するシーンは人それぞれ異なるので、どんな雨具を揃えればいいか悩んだときは、普段の生活をイメージするところから始めましょう。

たとえば営業職で外回りが多い人は、全身をカバーできるレインウエアに、足元はビジネスシーンにも対応できるデザインのレインシューズを合わせるのがおすすめです。

一方、通勤・通学に自転車を利用しているという人は、上下に分かれたセパレートタイプのレインスーツを着用すると、体の動きを邪魔せずに済みます。


雨具を長持ちさせる保管方法のコツを紹介

雨具は長期間使用していると、経年劣化で破損したり、防水機能が低下したりするおそれがあります。雨具を何度も買い替えるのは手間とコストがかかりますので、正しい方法でしっかり保管しましょう。

ここでは雨具を長持ちさせる保管方法のコツを3つご紹介します。

■1.しっかり乾かしてから保管する
雨具を濡れたまま放置すると、加水分解によって傘の持ち手のコーティングが剥がれたり、布地部分にカビが生えたりするおそれがあります。雨具を使ったらきちんと乾かしてから、畳んで保管するようにしましょう。

■2.定期的に防水加工を施す
雨具に施された防水加工は恒久的なものではなく、時間の経過と共に徐々に劣化していきます。撥水機能が落ちてきたと思ったら、表面に撥水剤を使用するなどして、定期的に防水加工を施しましょう。

■3.定期的に洗濯orクリーニングに出す
雨具に汚れが付着すると、防水性の低下につながるほか、ニオイや色落ちの原因となります。洗濯表示を確認し、家庭用洗濯機の使用が可能であれば、洗濯ネットに入れた上で定期的に洗濯しましょう。

生地の傷みが気になる場合はクリーニングに出すのがおすすめです。クリーニングによっては洗浄と同時に防水加工を施してくれるところもあります。


雨に濡れた際の風邪予防のコツ

雨に降られて濡れてしまった際、風邪を引かないために実践したいことを2つご紹介します。

■1.早めに水滴を拭き取る
雨に降られたら、ハンカチやタオルなどを使って、早めに水滴を拭き取りましょう。濡れたまま放置すると体が冷えてしまい、風邪を引きやすくなるので要注意です。手元に着替えがある場合は、乾いた衣類に交換しましょう。

■2.お風呂にゆったり浸かる
雨に濡れたせいで肌寒さや冷えを感じる場合は、ただ着替えるだけでなく、お風呂にゆったり使って体を芯から温めるのがベストです。夏場は気温が上がりやすいので、ついシャワーで済ませてしまいがちですが、シャワーだけでは体を温めることはできないので、なるべく湯船に浸かりましょう。


梅雨の時期は利用シーンに合った雨具を活用しよう

雨が降りやすい梅雨の時期は、傘やレインウエア、レインシューズなどを活用してしっかり雨対策を行うことが大切です。雨具は素材や造りによって性能が異なりますので、利用シーンに合わせて最適な雨具を用意しましょう。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、WEBサイト上で梅雨の最新情報を公開しています。梅雨入りや梅雨明けの情報をいち早くキャッチしたいときは、ぜひtenki.jpをご利用ください。

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