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キャンプ防災「秋はベストシーズン!キャンプで防災力も高めよう」~アウトドア用品は災害時に役立つ~


アウトドアは四季を通じて、それぞれの楽しみ方がありますが、秋は夏に比べて過ごしやすく、虫が少なく、一年で一番キャンプが楽しい季節でもあります。秋の味覚を楽しみながらゆっくりと過ごすことができる今はキャンプのベストシーズンです。
そして、アウトドアグッズは災害への備えにも応用できます。この秋の休日の過ごし方は、アウトドアを楽しみながら備えにつながるキャンプ防災をおすすめします。


アウトドア用品は、防災グッズとしても使える

アウトドア用品は、色んな自然環境においての活動を助けてくれるものです。テントやランタン、寝袋、バーナーなど沢山ありますが、実はどの用品も災害時にも役立つものばかりです。災害時はライフラインが途絶え、自宅の被害状況によっては、一時的に屋外での生活を強いられる可能性もあります。被災した際に確保しておきたい4つのポイントがあります。
それは、「明かり」「火・熱源」「水・食材」「休息・睡眠」です。
では、それぞれ具体的に見ていきましょう。


被災した際に確保しておきたいポイント①『明かり』

2019年9月9日に台風15号が千葉市に上陸した際は、千葉県内では最大約93万軒が停電になり、おおむねの復旧までにかかった時間は約280時間と(経済産業省・資源エネルギー庁HPより)、10日以上の停電となり、停電被害が長期化しました。夜になると、自宅はもちろん、周囲一帯が真っ暗になり、とても不安になったとの話も聞きました。そんな時、ランタンがあると暖かな明かりを灯すことができます。明かりがあると不安も和らぎ、安心して夜を過ごせて、精神的な支えにもなります。
そのほかには、停電時の夜間の移動にはヘッドライトが便利ですし、屋外においては、強い光を照らすことが可能となるガソリンやガス式のランタンも準備があると役立ちます。


被災した際に確保しておきたいポイント②『火・熱源』

そして、火や熱源の確保には、アウトドア用のバーナーが活用できます。電気やガスが止まっていても、お湯を沸かすことができたり、食材を煮炊きすることができます。また、料理の際には、クッカーなどの小型の調理器具があると便利です。食器にしたり、フライパンにも応用ができたりもします。
なお、バーナーを使用する際には、地震の余震による火災や一酸化炭素中毒の恐れもあるので、屋外で使うようにしてください。


被災した際に確保しておきたいポイント③『水・食材』

続いて、水と食材の確保です。停電の際は冷蔵庫が使用できなくなります。そんな時はクーラーボックスが活用できます。冷凍庫にある氷を全てクーラーボックスにいれ、冷蔵が必要な食べ物の貯蔵庫になります。氷はビニール袋にいれておけば、氷が解けた後も、水として使えますし、ペットボトルの水を冷凍しておくのも一つの方法です。クーラーボックスはキャリー付きのものなら、女性でも運びやすくおすすめです。
また、断水が続くときには、水を出来る限り節約する必要があります。スポーツシーンでも活用されているウォータージャグがあると、移動の際に水をこぼすことがなく節水できますし、水の中にほこりやゴミが入らないので、貴重な水を衛生的に保管しながら使うことができます。


被災した際に確保しておきたいポイント④『休息・睡眠』

最後は、休息と睡眠の確保です。とくに冬場の被災は、暖房がない中で安心して休むために出来ることは、寝袋の活用です。車中泊や避難先で仮眠や休息をとる際、寝袋を使えば全身をすっぽり包まれて暖かく眠ることができます。手足を寝袋から出せるタイプなど寝袋の形にもバリエーションがありますので、好みのものを見つけてみてください。
そして、寝袋の下には一枚マットを敷くことで、地面や床からの冷気を遮断することができます。クッション性が高まりより快適に眠ることができますし、アウトドア用のマットは収納性に優れており、持ち出し用にも最適です。
また、避難生活での睡眠を確保することは、健康を維持するためにも不可欠です。避難所生活において、避難所によってはプライベートな空間を保つ環境が必ず確保されているとは限りません。テントやシェードがあれば、そのような状況でも、プライベート空間を確保でき、安心して休息できます。ファミリータイプのドームタイプなら、大人が立って着替えができ、シェードを連結して、居住空間も作ることができます。
そのほかにも、キャンプ用の折りたたみ式チェアーやベンチは座る場所が確保でき、ベンチで長いタイプのものは、ベットととしても活用できます。
アウトドア用品は、災害に遭った際には、そのまま被災生活に活用できるものばかりです。


まずは、アウトドア用品を使ってみることが大切!

アウトドア用品を一式そろえていても、一度も使ったことがないと、いざという時にテントの建て方が分からない、バーナーの使い方が分からないなどになり兼ねません。
キャンプをする、屋外で調理するなど、自然の中でアウトドア用品を活用して楽しむ時間を持つようにすれば、災害時にもその経験が役立つことになります。普段から楽しみながらアウトドア用品を使うことが、災害時の生活を支える力になります。
この秋は、自然の中でキャンプを楽しみながら、防災力向上に繋げていきましょう。
(参考)
・コールマン、防災アウトドア術
https://www.coleman.co.jp/brandaction/support/tech/

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