昨夜は満月。学校では2学期もすでにはじまっています。短いとはいえ、お盆、夏休みから、また通常の生活サイクルに戻り、お疲れもあるかもしれません。
今月も、旬食材をとりいれ、賢くおいしく美しく元気に乗り切っていきましょう。まだまだ残暑厳しい折。夏バテにめげず、免疫機能の維持や疲労回復に、旬の野菜と水分を効果的にとれそうな「ベジタンスープ」のレシピをご紹介します。
9月の旬食材。そろそろ旬が終わる食材も、もう頂きましたか?
9月は8月から引き続き出回っているものが多いですね。もうめしあがりましたか?
【野菜】
青唐辛子、しそ、みょうが、なす、冬瓜、あしたば、青梗菜、つるむらさき、いんげん、おくら、ゴーヤ、かぼちゃ、さつまいも、さといも、ズッキーニ、しいたけ、しめじ、まいたけ、まつたけ
近年は、キノコ類も人工栽培のものは年中出回っていますが、本来は秋が旬。
オクラやあしたば、つるむらさきなど、ネバネバした野菜は夏バテの救世主です。
さやいんげんは、必須アミノ酸を9種類含み、疲労回復によいといわれるアスパラギン酸が豊富です。
【果物】
いちじく、なし、ぶどう、マスカット、かぼす、シークワーサー、すだち
柑橘類は、さっぱり風味で食欲をそそります。疲労回復によいクエン酸は、ご存知の通り、すっぱいものに多く含まれています。柑橘系をレシピにとりいれてもいいですね。
【魚・海産物】
いぼだい、いわし、かつお、かんぱち、さけ、さんま、しらす、たちうお、あわび、スルメイカ、いくら、くるまえび、けがに、昆布、さんま、さけ、いくら
秋の味覚到来ですね!
その他、ごまやそばも旬が始まりますよ。
9月の旬の食材を使った旬レシピ大集合
意外な組み合わせがおいしい!旬野菜とタンパク質の簡単ベジタンスープ
腸の内壁は広大な面積で外壁と接しており、免疫機能と関係が大きい臓器です。免疫力を高めるには、食物繊維の多い野菜やフルーツなどを摂取して腸の活動に働きかけることは重要です。老廃物をためこまず、めぐりのよい体質にしていくために、代謝機能のアップも大事です。
臓器や筋肉などあらゆる細胞を作るタンパク質やミネラル類をかかさず摂取していきましょう。水分やミネラル、タンパク質もとれる9月の食材を使ったスープをピックアップしてみました。
【しらすとレモンの洋風スープ】
〇材料
しらす 120g セロリ 1本 ニンジン 1本 さやいんげん 100g エリンギ 100g
にんにく 2片 レモン 1/2個 固形コンソメスープの素 2個 白ワイン 大匙2
塩 少々 オリーブオイル 大匙1 水 600ml
〇作り方
1.鍋にオリーブオイルを入れて中火で熱し、みじん切りにしたにんにくを炒める。にんにくの香りがたったら、みじん切りにしたセロリ、細切りにしたニンジンを炒める。
2.全体に火が通ったら水を加えひと煮立ち。1㎝長に切ったさやいんげん、細切りのエリンギを加え3分煮る。
3.固形コンソメスープ、白ワイン、塩をいれ、味を調える。
4.しらすを加えてひと煮立ち、レモンを半量しぼり、残りはいちょう切りにして加える。
【えびときのこの和風スープ】
〇材料
殻付き海老 200g しいたけ 4個 なす 小2本 さやいんげん 100g 長ネギ 1本 にんにく 2片 しょうが 10g 顆粒こんぶだしの素 大匙1 塩麹 大匙2 酒 大匙2 黒酢 大匙2 ごま油 大匙1 塩 少々 水 600ml
〇作り方
1.鍋にごま油を中火で熱し、みじん切りにしたにんにく、千切りしたしょうがを炒める。にんにくの香りがたったら、斜め切りにした長ネギを加えて炒める。
2.全体に火が通ったら水を加え、あくを取りながら3分煮る。
3.えび、細切りにしたしいたけ、1cm長に切ったさやいんげん、角切りにしたなす、を加えてひと煮立ちさせ、こんぶだしの素、塩麹、酒、黒酢、塩を加えて味を調える。
【かぼちゃチーズポタージュ】
〇材料
かぼちゃ 150g ミックスビーンズ 150g たまねぎ 小1個 にんにく 2片 固形コンソメスープ 2個 パルメザンチーズ 大匙4 塩、ブラックペッパー 少々 エクストラバージンオリーブオイル 大匙1 豆乳 400ml 水 200ml
〇作り方
1.かぼちゃ、たまねぎ、にんにくは適当な大きさにきり、電子レンジで4分加熱。
2.1とミックスビーンズ、豆乳と水、コンソメスープの素をミキサーにいれ、滑らかになるまでかくはんする。
3.2を鍋にうつし、沸騰させないように中火で3分あたため、パルメザンチーズ、エクストラバージンオリーブオイルを加えて塩で味を調える。
4.ブラックペッパー、パルメザンチーズをふる。
〇参照
野菜ソムリエプロAtsushi「モデルが撮影前に飲んでいる魔法の即やせ低糖質スープ」
/宝島社
豊作を祈願する「八朔」。果物「はっさく」の旬は9月ではない!?
現代の太陽暦は太陰暦より1か月程度遅れてやってきます。太陰暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。
今年は9月17日(新月の瞬間は20時00分)が太陰太陽暦の8月1日となり9月17日から、第8番目の月、葉月が始まります。
このため、秋の真ん中の8月である現在の9月が「仲秋」と呼ばれることが多いのです。「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のこと。2020年は、太陰太陽暦での8月15日は10月1日になります。今年は10月1日が中秋の名月で、翌2日が満月となります。
八朔は、台風シーズンの被害を免れて豊作となるよう祈願をする大事な日です。寺社では、お供えや祭りがおこなわれることが多いようです。ちなみに果物の八朔は、旬は春。広島発祥の八朔ですが、八朔になれば美味しく食べられるとお寺の住職さんが皆に言ったことが由来のようです、不思議ですね。
新月の9月17日に今後の世の中のことや私たちの健康について、祈ってもよいかもしれませんね!今月も健やかにお過ごしください。