空は高く、吹く風は清々しく、“ちょっとそこまでお散歩”も、気持ちよい季節になりました。そう、秋は歩きたくなりますよね! そのため秋になると、全国で60を超えるウォーキングイベントも開催されるんですよ。……とはいえ、急にガッツリ歩くのはハードルが高いかも!? そんな方におススメしたいのが、湖畔散策です。ほどよい距離の散策路が整備されている湖畔も多く、自分のペースで心地よいウォーキングが楽しめますよ。今回は、東日本のオススメ湖畔をピックアップしましたので、お出かけの参考にしてくださいね。
蔦沼/青森県十和田市
蔦沼は蔦七沼(蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼、赤沼)のひとつで、赤沼以外の6つは約1時間で散策できる自然遊歩道がつながっています。この一帯はブナの原生林が広がり、例年10月中旬~下旬には見事な紅葉を観ることができるんです。特に早朝は、朝焼けに照らされた紅葉が燃えるように赤く染まり、息をのむほどの美しさ! 蔦沼の湖面に紅葉が映りこむ刹那を切り撮った絶景は、JR東日本のポスターにも起用されたほど。太陽が徐々に昇ってゆくとあたりはやわらかいオレンジ色に包まれ、紅葉は輝く黄金色に。せっかく訪れたなら時間をかけて楽しみたいものですね♪
蔦沼
■所在地 青森県十和田市奥瀬字蔦野湯
■アクセス 【電車】JR「新青森」駅よりJRバスみずうみ号にて「蔦温泉」停下車、徒歩5分
【車】東北自動車道「小坂IC」より約70分
※天候など諸事情によって紅葉の見頃や、イベント開催条件、駐車場の使用条件等が変更になることがありますので、お出かけ直前に十和田湖国立公園協会オフィシャルサイトをご確認ください
奥四万湖/群馬県吾妻郡
“四万ブルー”と呼ばれる鮮やかなコバルトブルーが神秘的な四万川。この色の理由は、水に溶け込む「アロフェン」なる物質の微粒子が乱反射しているという説と、高い透明度ゆえ赤い光は吸収され青い光だけが底に届いているという説があります。
「奥四万湖」は、四万川をダムで堰(せ)き止めてできた湖で、周りには「栂(つが)の広場」「赤沢安らぎ広場」「稲包せせらぎ公園」などの公園や、湖を見下ろせる高台も。湖畔に広がる広葉樹林の紅葉と四万ブルーが織りなす絵画のような絶景をお楽しみくださいね!
奥四万湖
■所在地 群馬県吾妻郡中之条町大字四万
■アクセス 【電車】JR「中之条」駅より吾妻観光バスにて「四万温泉」停下車、車にて約7分
※天候など諸事情によって紅葉の見頃や、イベント開催条件、駐車場の使用条件等が変更になることがありますので、お出かけ直前に四万温泉協会オフィシャルサイトをご確認ください
諏訪湖/長野県諏訪市
諏訪盆地の中央に位置する諏訪湖は、湖周約16kmの信州最大の湖。周囲を八ヶ岳連峰や霧ケ峰高原、南アルプス山系に囲まれた、風光明媚な湖です。
湖畔はぐるっと一周ジョギングコースが整備され、弾力性のある特殊舗装はウォーキングに最適。足を痛めず快適に歩けますよ。そして、散策後は湖畔公園へGo! 諏訪湖や日本アルプスを眺めながら天然温泉の足湯に浸かり、疲れを癒しましょう。湖畔には他にも、公園や美術館、カフェなどが充実しており、見どころもたくさん。できればゆっくり滞在したいほど、魅力がいっぱいです。
諏訪湖
■所在地 長野県諏訪市諏訪湖畔
■アクセス 【電車】JR「上諏訪」駅より徒歩8分
【車】中央自動車道「諏訪IC」より約15分
※天候など諸事情によって紅葉の見頃や、イベント開催条件、駐車場の使用条件等が変更になることがありますので、お出かけ直前に信州諏訪観光ナビをご確認ください
湯ノ湖/栃木県日光市
湯ノ湖は、かつて三岳の噴火で流れ出た溶岩が、湯川を堰(ら)き止めてできました。周囲にはハイキングコースがめぐらされ、1時間ほどで1周3kmの散策が楽しめます。生い茂るウツギやオオカメノキなどの広葉樹と、モミなどの針葉樹が例年10月中旬頃もっとも色づき、湖面に映りこむ姿も素敵なんです。
湯ノ湖の南端には「華厳滝」「竜頭の滝」と並ぶ奥日光三名瀑のひとつ「湯滝」が。高さ70m・幅25mの迫力ある眺めは必見ですよ! 湯ノ湖の北側には、白濁の硫黄泉が湧く名湯「日光湯元温泉」もあるので、ゆっくり浸かって帰りましょう♪
湯ノ湖
■所在地 栃木県日光市湯元
■アクセス 【電車】東武・JR「日光」駅より東武バスにて「湖畔前」停下車
※天候など諸事情によって紅葉の見頃や、イベント開催条件、駐車場の使用条件等が変更になることがありますので、お出かけ直前に日光市観光協会オフィシャルサイトをご確認ください