清々しい季節になりました。色とりどりの花が咲き乱れ、生気に満ち溢れた若葉が眩しいですね。
令和の時代の幕開けは、万葉集にゆかりのある和歌山県へ行ってみませんか?
和歌山県には高野山や熊野古道など歴史ある世界遺産、美人の湯といわれる温泉、パンダファミリーをはじめ、かわいい動物に出会えるテーマパーク、さらに海産物がメインの美味しいものもたっぷり! もちろん、自然がもたらす名勝地など観光名所も点在しています。
全部で34の道の駅があり、近年注目を集める和歌山県の道の駅をご紹介します。
道の駅 くちくまの(西牟婁郡上富田町)【無線LANあり】
和歌山県南西部、近畿自動車道紀勢線沿いに面しているのが「道の駅 くちくまの」。ちょうど世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中辺路街道の入り口にあたるため「口熊野」と呼ばれる地域で、大阪方面からは南紀白浜方面へ向かう無料区間にあります。パンダで有名なアドベンチャーワールドにも近いのでドライブの帰りに立ち寄るのにも便利。
高速道路にあるパーキングエリアのようでそんなに大きな施設ではありませんが、レストランでの軽い腹ごしらえや梅干しをはじめとする紀州ならではのお土産探し、トイレ休憩にはぴったりです。農産物の直売もあり、特に完熟のミニトマトはとっても甘くて味が濃いので、見つけたら即ゲットをオススメ。
■道の駅 くちくまの
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道の駅 椿はなの湯(東牟婁郡白浜町)
「道の駅 椿はなの湯」は白浜町の国道42号線沿いにあります。
地元の紀州杉を使った建物は中に入ると木材のいい香りが漂います。こぢんまりした施設ですが、源泉掛け流しの公衆浴場「椿はなの湯」があり、地元の人も多く訪れる人気のスポット。屋外には無料の足湯もあるので、ドライブ疲れを癒すにも最適です。特筆すべきは温泉の自動販売機があること。50リットル100円で販売しているので、自宅で温泉気分に浸れます。
椿温泉は約400年前から湯治場として愛され、熊野古道を訪れた多くの旅人を癒してきた天然温泉。しかも、pH9.9というアルカリ性の単純硫黄温泉なので湯上りは化粧水いらずのしっとり肌になるのだとか。
毎週日曜日の朝は、地元の農産物などを販売する「日曜新鮮朝市」も開催中なので、ぜひのぞいてみてくださいね。
■道の駅 椿はなの湯
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道の駅 紀州備長炭記念公園(田辺市)【無線LANあり】
紀州備長炭発祥の地と言われる田辺市秋津川の県道29号沿いに位置するのが「道の駅 紀州備長炭記念公園」です。空海が伝えた炭の製法が各地に広まり、今もこの地で引き継がれています。
併設された備長炭発見館では炭焼きの見学や窯出しの体験などができるほか、備長炭の風鈴づくりや梅ジュースづくりのワークショップもあり、楽しめそうですね。
食事はもちろん、備長炭バーベキューがオススメです。そのほかにも、備長炭ラーメンや備長炭コーヒー、備長炭のお菓子など、備長炭づくし!
備長炭はお風呂に入れたり、ご飯を炊いたり、お水に入れたり、お部屋の消臭にも使えるなど、さまざまな用途で暮らしを豊かにしてくれます。お好きな形状の炭を量り売りで選んでみてはいかがでしょうか。
■道の駅 紀州備長炭記念公園
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道の駅 おくとろ(東牟婁郡北山村)
国道169号線沿いの「道の駅 おくとろ」は、吉野熊野国立公園内にあります。しかも、奈良県と三重県の間という全国唯一の飛び地・北山村に位置しているのが特徴です。
北山村でしか栽培されていない特産品が柑橘類「じゃばら」で、花粉症に効くといわれ大人気商品なのだそう。特産品コーナーの「じゃばら屋」では、じゃばらを使った製品や木工製品などを扱っているので、チェックしてみてくださいね。木の香りが漂うレストラン「じゃばら食堂」では山の幸を取り入れたメニューが楽しめます。
筏(いかだ)下りも有名で、オートキャンプ場に温泉、バンガローなどの宿泊施設もあるので、アウトドアやスポーツなど家族みんなで遊びに行ける「道の駅」です。
■道の駅 おくとろ
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