秋は果物がおいしい季節。秋の果物の代名詞として名高いリンゴは、栄養価が高く食べやすいことから、日本だけではなく世界中のたくさんの人々に愛されています。みなさんの中にも、リンゴが美味しくなるこの季節を楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなリンゴについてご紹介します。
1日1個で医者いらず?食事のお供にリンゴはいかが?
約8000年前が起源とされるリンゴは、長い歴史の中たくさんの国で品種改良がされ、多くの人々に愛されてきました。リンゴが世界の人々に愛される理由は様々ありますが、その理由の中のひとつが、リンゴに含まれる栄養です。
アメリカやイギリスには、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざがあります。「そんな大げさな…」なんて思うかもしれませんが、このことわざの通りリンゴには食物繊維やカリウムなど、生活習慣病の予防効果がある栄養が多く含まれているんです!
そして、リンゴに含まれている栄養の中でも特に注目されているのが、「りんごポリフェノール」。カテキン、フラボノイド、プロシアニジンなどで構成される「りんごポリフェノール」は、疲労回復や老化防止、美白作用など、様々な効果が期待できるとのこと。
このりんごポリフェノールは、皮の部分に多く含まれているため、皮をむかずに焼き林檎にしたり、小さく切ってサラダに入れて食べるのがオススメですよ。
健康に気を遣っていたり、お肌の調子が気になる方は、毎日の食事にリンゴを加えてみるといいかもしれませんね。
おいしいリンゴの見分け方
リンゴを選ぶ時色ツヤを見る方は多いかと思いますが、おいしいリンゴを見分けるためにはおしりとツルの部分にも注目してみましょう!深くくぼんだおしりと、太いツルが、おいしいリンゴの目印です。
ちなみに、リンゴの表面によく見られる白いべたつきは、ブルームと呼ばれるものです。これを艶出しのためのワックスや農薬と勘違いされる方がいますが、ブルームは果物自身が自分を守るために分泌するもので、有害なものではありません。実はきゅうりや柿、スイカなど、他の果物や野菜もこのブルームで覆われています。このブルームは、リンゴが病気になるのを防いだり、実の水分が蒸発するのを防ぐ働きをしているのだそうです。リンゴの表面のべたつきは、美味しく成長するためのものだったんですね。
今回は、今が旬のリンゴについてご紹介しました。これから冬に向けて寒くなって来るので、体調管理のために栄養たっぷりの美味しいリンゴを食べてみるといいかもしれませんね。
<参考・参照>
JAグループ
りんごのチカラ研究所
山形味の農園