晴れ間が貴重になる梅雨の時季。太陽が顔をのぞかせた日には、美しい緑を観賞しに外出したくなりますが、この時季のレジャーとして「青もみじ」観賞はいかがでしょう。
初夏の陽射しを浴びた木々が涼しげな雰囲気を醸し出すこの時季は、「青もみじ」観賞に最適。特に京都は紅葉の名所が多いだけに青もみじの絶景スポットが満載です。中でも初夏の青もみじ観賞スポットのオススメは「貴船」エリアでしょう。目にも美しい緑と涼やかな風……そんな「貴船」に足をのばしてみませんか。
青もみじ観賞に、貴船がオススメの理由って?
紅葉の名所といわれるところは、どこも青もみじもきれいなはずです。
中でも青もみじの時季にぜひ訪れたいのが京都駅より北部に位置し、左京区・鞍馬山の麓にある貴船神社です。このエリアは京都市内と比べて標高が高いため、気温が低くめ。つまり「盆地ゆえに夏の暑さは格別」といわれる京都であっても、貴船エリアは夏でも比較的気温が低く、涼しげな情緒を楽しめる場所なのです。
京都の中心地・出町柳駅から叡山電鉄・鞍馬線に乗って27分で貴船口駅に到着。この区間では「もみじのトンネル」と呼ばれる場所もあり、車中からも目にも美しい青もみじを楽しめます。
こちら↓から、おすすめ立ち寄りスポットの天候やアクセス情報を確認できます!
京都駅、比叡山延暦寺
人気スポットであり、パワースポットでもある「貴船神社」
貴船エリアに着いたらまず訪れたいのが貴船神社です。訪れた人をまず迎えてくれるのが、貴船神社を象徴する二の鳥居から続く80段ほどの石段。この石段の両脇にずらりと並ぶ朱色の灯篭は、得も言われぬ美しさ。誰もが一度は目にした風景でしょう。そして何より、青もみじの鮮やかな緑と、朱色のコントラストが見られるのは初夏の今だけ! 本当に美しい風景ですよね(画像参照)。
さらに、貴船神社の総本社・貴船神社に訪れた際に立ち寄りたいのが「水の神様」のご祭神・高龗神(たかおかみのかみ)が祀られている「御水神」スポットです。
貴船神社の名物「水占い」は、聖なる山・貴船山の湧き水にみくじの紙を浸すと、文字が浮かび上がってくるというもの。さらに、この湧き水を贅沢に使用した入浴施設もあるので、こちらもチェックを! お湯は温泉ではありませんが肌がツルツルになるという情報もありますので、訪れた際にはぜひ立ち寄りたいですね。
ちなみに、貴船神社は「縁結びの神様」としても知られる観光名所ですが、パワースポットとなったその理由には、こんな有名なエピソードが!
── 歌人の和泉式部(いずみ しきぶ 978年〜)が夫の心変わりに悩んだ末、貴船神社に参して夫との復縁を願ったところ、その願いが叶った ── というもの。こうしたマンチックなエピソードが今に伝わり、恋に悩む多くの女性が訪れています。
アクセス・そのほかの情報はこちら貴船神社HPから!
貴船に訪れたら、貴船の川床で涼を感じよう!
そしてなんといって貴船に訪れたら、ぜひチェックしたいのが「川床」でしょう。叡山電鉄の貴船口駅や鞍馬駅エリアに展開される京の奥座敷・貴船の「川床(かわどこ)」は、手を伸ばせば川面に触れられるほどの高さに組まれている点が特徴です。
京都には京都の中心地を流れる鴨川沿いの「床(ゆか)」「納涼床(ゆか)」も有名ですが、少し足をのばして涼やかな風、鴨川の源流・貴船川のせせらぎ、仰げば青もみじを五感で堪能すれば、きっとストレスや悩みもどこかに消えてしまうことでしょう。
貴船川床には例年、京料理を提供する多くのお店が立ち並びますが、基本的には5~9月の期間中の営業です。特に夏場は多くの観光客でにぎわうため予約が必要ですが、やはり、川床の人気は川魚である「アユ」でしょう。中には、その場で獲って焼いてくれるところもあるようですし、夏の京料理の代表格「ハモ」を食したい方は、川床でも提供しているお店が多いので、予約の際に確認してみては。
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鞍馬山の天気、京都府のお出かけスポット天気
貴船神社や貴船川床を訪れる際には、服装に注意が必要です。京都市内の気温が高くても、標高の高い貴船神社エリアや、川床で食事をする際は、京都の市街地に比べて5度〜10度近く気温が下がることがあるので、LLL京都府の天気https://tenki.jp/forecast/6/29/LLLを事前に調べて調節がきく上着などを準備していきましょう。
── 京都には貴船神社エリアに限らず、青もみじがきれいなスポットがたくさんあります。そんな数ある名所の中でも、ひときわ涼を感じられるパワースポット・貴船に、暑さが本格化する前にぜひ訪れてみたいですね。