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1月3日は「瞳の日」。最初のコンタクトレンズはガラスだった⁉


今日1月3日は、「瞳の日」です。瞳の日は、いつまでも瞳を美しく健康に保つよう呼びかけるために、眼鏡・コンタクトレンズ業界が制定したと言われています。

日本人の眼鏡・コンタクトレンズの所有率に関しては、様々なところで調査されています。それらの調査によると、なんとおよそ60~70%の人々が眼鏡、もしくはコンタクトレンズを持っているそうなんです。特にコンタクトレンズは、使い捨てのものが発売されてからというもの、使用者が急増しているとのこと。

今回は瞳の日にちなんで、コンタクトレンズの歴史についてご紹介します。


ガラスの向こうに見えるものは?レオナルドダヴィンチの発見

コンタクトレンズの歴史を語るうえで必ず登場する人物が、ルネサンス期の芸術家であり発明家のレオナルド・ダ・ヴィンチです。

ダ・ヴィンチといえば、被写体をリアルに描くことを目的として、人体や動物を解剖し、多くの解剖図を残した人物です。そんな彼は、「眼」についても研究していたらしく、とある実験の記録が残されています。その記録に描かれているのは、大きなガラス玉の中を覗き込むようにして顔を下にしている人物の姿。手記に残された説明から、絵の中の人物が覗いているガラス玉の中には、少し小さめのガラス玉とスクリーンが配置されており、さらにはぬるま湯が張られていることがわかります。

実はこのガラス玉でできた装置は、眼の構造を表しており、スクリーンが虹彩、ぬるま湯の中に浮かぶガラス玉が水晶体の役割をしているのだそうです。この絵によってダヴィンチは、眼がどのようにして周囲の景色をとらえているかを説いたとのこと。

専門家でもない彼が眼の構造に気づくとは…。さすが天才といったところでしょうか。


最初のコンタクトレンズはガラスだった?

ダ・ヴィンチが眼の構造を発見してからおよそ400年後に、最初のコンタクトレンズが発明されます。

スイスの生理学者であったオーゲン・フィックは、ウサギの眼球から型をとってドーム状のガラスを作り、それをウサギの眼に装着させることに成功しました。それでは、人間の眼ではどうでしょうか。彼は人の眼でも試してみようと、人間用のドーム状のガラスを作り、自分自身の眼にそれを装着したのです。

今ではソフトコンタクトレンズなんてものがあるのであまり想像がつきませんが、眼にガラスを入れるなんてとても痛そうですよね…。

このガラス製のコンタクトレンズはかなり重く、すぐに眼が痛くなってしまうことから、一般に普及することはありませんでした。しかし彼の発明はその後長い年月をかけて改良が重ねられ、現在のハードコンタクトレンズの原型が発明されたのです。


コンタクトレンズは使用方法を守って、正しく使おう!

当初のコンタクトレンズは、とても長時間眼に装着できるものではありませんでした。しかし、1930年代にアクリル樹脂が開発されるとともに、コンタクトレンズは大きな進化を遂げていきます。樹脂を使うことによるレンズの軽量化。そしてさらには、それまで欠点とされていた酸素の透過性が解決されるまでに至ったのです。

その後もさらに改良が重ねられ、コンタクトレンズは多くの人々に使われています。しかしコンタクトレンズの普及ともに、間違った使用方法によってトラブルが生じてしまうケースが多発しているようです。特にソフトタイプのものは眼の異物感に気づきにくいということもあり、重症化してしまうことがあるとのこと…。

いつまでも眼の健康を保つために、コンタクトレンズは使用方法を守って使いましょう!



<参考・参照サイト>

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日本眼科学会, コンタクトレンズ診療ガイドライン

日本眼科学会, コンタクトレンズ障害(1)急増の背景

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