「夏こそ!スキー場がおもしろい」と題して、スキー場の夏営業についてご紹介する第二回。今回はスキー場といえば、やっぱりスキー&スノーボードでしょ!ということで、夏でも滑走できるサマーゲレンデ、さらにはもっと幅広いスキー場の夏営業をご紹介します。
【4】夏でもやっぱり滑りたい!
夏もやっぱりスキー&スノーボードをしたい! そんな要望に応えるゲレンデが、今年7月、野沢温泉スキー場の日影ゲレンデ「野沢温泉スポーツ公園」内に誕生しました。本物の雪の滑走感に近いスノーマット「ピスラボ」を採用しているのでトレーニングにも最適と、すでに多くの方に好評を博しています。
全長500m、最大斜度27度、平均斜度12度。ギアのレンタルはもちろん、シーズン券やポールバーンもあるので、初心者の練習から本格的なトレーニングに取り組みたい人まで、幅広い層に対応します。夏のうちにガッツリ練習して、来季のスキーシーズン到来時、周りの人に滑りの変わった自分を見せてみませんか?
■まだまだある!サマーゲレンデ
サマーゲレンデの老舗のひとつ、群馬県片品村の「丸沼高原スキー場」。全長400m、最大斜度15度、滑走感も雪に近い専用マットを使用しているので、滑りごたえはバッチリ。日本を代表する有名スキーヤーの面々によるレッスンキャンプも人気です。
新幹線駅「ガーラ湯沢駅」直結のGALAサマーパーク「サマーゲレンデ」(新潟県湯沢町)は全長350m。初めてスキーレッスンやプライベートレッスンなどのスクール、レンタルも充実しているので、スキー初心者はもちろん、サマーゲレンデ初心者も大歓迎です。
国内最大規模! 全長1,100mを誇るのが、新潟県湯沢町のかぐらスキー場「かぐらサマーゲレンデ」。10連ウェーブや約120mの30連人工コブ、さらにはボックスやパイプなどのパークエリアにポールバーンもあり、本格的な滑走を楽しむことができます。
夏でも涼しげな富士山をバックにダイナミックなサマーゲレンデ滑走を楽しめるのが、山梨県鳴沢村の「ふじてんスノーリゾート」。コースは約300m、最大斜度15度、平均斜度12度と、初心者も安心のコース設計となっています。
【5】まだまだあるぞ!スキー場の夏アクティビティ
旅をする蝶として有名な「アサギマダラ」の観察会を開催しているのが、福島県北塩原村の「グランデコリゾート」。2,000km以上を南下することもあるアサギマダラ。自分のマーキングした蝶が海外で見つかるなんて、とても神秘的だと思いませんか? 観察会の開催日は8月5日(土)〜15日(火)、19日(土)、20日(日)。
巨大なリゾートプールが夏だけの限定営業! 新潟県南魚沼市の上越国際スキー場「上越国際プレイランド」ウォーターパークは、最長150mのウォーターボブスレーや、ボートに乗って一気に滑り降りるワイルドリバーなど、アトラクションも豊富。ベースのホテルグリーンプラザ上越に泊まって、思う存分、楽しみたいですね!
同じく新潟県南魚沼市の「舞子スノーリゾート」には、ゴルフボールの代わりにフライングディスクを使い、専用ゴールに何投で投げ入れることができるかを競う「ディスクゴルフ」の国内最大の専用コースがあります。これから注目を集めそうなニュースポーツにチャレンジしてみませんか?
最後は、スノーリゾートエリアとして人気の奥美濃エリアから。同エリアでも最大規模のゲレンデ「高鷲スノーパーク」にはルアー・餌釣り、両方が楽しめる「高鷲フィッシングパーク」が登場。レンタルも充実していますし、スタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので、初心者も安心です。
スキー場の夏営業についてご紹介させていただきましたが、スキー場が夏でも楽しめるってご存知でしたか? ここに紹介したのはほんの一部。最寄りのスキー場でも、楽しいサマーアクティビティ体験ができるかも。この夏はぜひ、スキー場に足を運んでみてください。
◆プロフィール
竹川紀人
ぴあ こどもと遊ぼう
スキー&アウトドア企画ディレクター
埼玉県出身
ファミリーレジャー誌「ぴあ こどもと遊ぼう」のスキー企画、アウトドア企画の立案から取材・編集全般を担当。
夏も冬も各種イベントの主催や様々な取材等で、日本全国のリゾートを飛び回る。